楓を散策した後、3キロほど離れた所にある中洪村に行った。ここは金山農民画村として知られている。
農民画は毛沢東の人民公社時代の、農業振興や新技術の宣伝を目的としたポスターが起源で、50年代の陝西省で始まった。これが元になって全国各地に農民画指導員が派遣された。1972年上海近郊の農村、金山に派遣された農民画指導員の呉彫章氏が金山農民画のスタイルを確立した。
展示館
金山農民画は、「中国刺繍の色使い、伝統的な切り絵をベースに、立体感を排除し、平面的な構成を取り入れた、色のコントラストの強い華やかで力強い絵」と言われている。
展示館内で。
展示館には中国各地の農民画も展示されている。
上海万博をモチーフにしたものもある。
農民画伝承者の曹秀文さん。18歳の時から描いているそうだ。
曹さんの作品。
曹さんの娘さん。
曹さんの工房の隣には、4代9人の農民画家の工房があった。この女性は3代目か4代目か。
村の農家。今では農業に従事するよりも農民画の制作が本業なのかも知れない。