中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

酷暑厳冬

2011-02-02 08:47:26 | 身辺雑記

 寒い日が続いている。寒いと言ってもこのあたりは日中の気温が8度くらいだから、ブログ友のSさんの住む北海道に比べると「温暖」なのだろう。日本海側では豪雪になっている。少し前に、中国新疆ウルムチに住む趙戈莉はマイナス26度だと言っていたが、マイナス10度くらいになると暖かいと思うらしいから想像がつかない。

 

 昨年の夏は酷暑の日々で、熱中症で死ぬ人もかなり出たが、一転して厳冬が訪れた。去年は何か秋の風情を味わうことがなかったような気もする。男物の衣料を扱う卒業生のI君は気まぐれな季節に振り回されていた。

 

 若い頃は暑さも寒さもあまりこたえなかった。7月頃に実験室で授業している時など、それこそ滝のように汗が出て、実験台に取り付けてあるカランの水道管に手を置くと、腕から汗が滴り落ちたものだが、それがむしろ爽快に思われたりした。寒い時も、今のように保温性に優れた衣料はあまりなかったし、エアコンなどもなかったから、今に比べるとかなり寒い思いをしたはずだが、私は冬でも薄着で、さほど苦にはならなかった。

 

 だが、年をとると耐暑、耐寒性が弱くなるのか、暑さにも寒さにも弱くなった。とりわけ寒さはこたえるようになった。野外観察をしている弟に野外に出るのは寒いだろうと言ったら、冬はまだいい、厚着できるしどうしても寒いならカイロを使えばいい、暑いと裸になるわけにもいかず辛いと言った。

 

 今頃は朝が起きにくく、朝目が覚めても子どものように起きる踏ん切りがつかず溜息をつきながらぐずぐずする。時には、独り住まいだし気兼ねする者もいないじゃないかと居直って二度寝したりする。この冬はかなりいい加減な生活をしていると思う。

 

 1月20日から2月3日までは二十四節季の大寒、冬本番の一番寒い時期だ。4日は立春で、春の訪れを期待したいところだが、まだ旧暦では1月2日、春は遠い。