きのうの昼頃から雪になった。初めのうちは牡丹雪で、大きな雪片が落ちてはすぐに融けて積もらないので、買い物に街に出たときには地面は濡れていた。湿雪というのだろう。2時間ほどして帰る頃には気温が下がり、小雪になって積もり始め、すぐに4センチほどになった。公園の桜の枝に積もった雪が花が咲いたようできれいだった。
北国の人たちには笑われそうだが、こんな「大雪」はこの冬初めてのことだし、この数年にもなかったことだ。妻は雪景色が好きだったから、見ればきっと喜ぶだろうと思った。確かに久しぶりに見る雪景色は悪くはないが、やはり足元が覚束なくなるので難儀する。
夜遅くになると時々ドサッという音が聞こえた。気温が上がってきて屋根の雪が融けて落ちてきているようだった。今朝起きてみると、雪はほとんど融けて、屋根からは雨だれのように水滴が落ちていた。やはりこのあたりは暖かいのだ。改めて積雪の多い地方の生活の大変さを思った。