教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Nさんの日本画2作品

2009年06月13日 | 教室風景
Nさんは力強い線描の2枚の水彩画から、10号の日本画作品にしました。

1枚目 題名は  「森の光の中で」  F10号



情熱的なタッチ。元気が湧いてきそうですね!

うっそうとした針葉樹の森に差し込む日の光-手をひかれた幼い子の将来を照らす希望の光のようにも見えます。

作品のテーマ、降りそそぐ光の表現に苦心しました。描いては消し、描き起こしてはぼかし・・の甲斐あって、心象風景とも感じられる神秘的な森が完成しました。


2枚目の題名は  「百塔の街」  P10号



チェコのプラハに旅行した際、スケッチしたものを日本画にしました。

歴史の重みを感じる美しい街。幸運にも遭遇した虹。旅でのさまざまな思いや感動がこめられた作品です。

表現としては、空が一番勉強となったところでしょうか。何度も塗り重ね、絵の具がしっかりついた味わい深い良い空となりました。

たくさん積み重ねてきたスケッチから、次はどれを日本画にするのでしょう。楽しみです。



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Mさんの水彩画

2009年06月13日 | 教室風景
Mさんは愛着のある海辺を描きました。明るくすっきりとしたF6号の作品です。



三浦半島にお住まいの方はおわかりのこととでしょう。

私はまだ行ったことがないのですが、逗子の披露山のふもとの海岸にこの碑があります。

逗子市高養寺の不動堂周辺は、徳富蘆花の小説「不如帰」の舞台となり当時有名になったそうです。それを記念して立てられたこの碑、干潮時には歩いていけるとか。

この海がMさんの子供の頃からの遊び場だったとは、うらやましい!この一枚に、岩場に隠れている蟹や小魚、懐かしい友達との思い出などが描かれているんですね。

思えばMさんの過去の作品には何度も身近な風景が登場しています。描きながら楽しくなるテーマっていいですね。

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Uさんの水彩画

2009年06月13日 | 教室風景
庭に咲く愛らしい草花をF4号に水彩で描きました。



絵の具と水とをコントロールし、筆遣いものびやか。自在です。

Uさんは水彩絵の具という画材が本当に好きなのだなと毎回感じます。画面に溜まった水に絵の具が広がっていく美しさ、乾いた後の驚き。いろんな感動が水彩画制作の原動力であるにちがいありません。

いつも創意工夫を怠らず独自の水彩画道を歩むUさんの、これからの作品も楽しみです。



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I さんの日本画作品

2009年06月13日 | 教室風景
陶器、グラス、木の器(ナツメ)、飴玉、布、光沢感のあるテーブル、そして田園風景・・・質の違うさまざまなものを組み合わせた意欲作です!

題名は 「風わたる窓辺」  F8号の日本画です。



爽やかな高原の風が吹く、こんな窓辺に佇んでみたいものです・・・

緊張感がありつつもやわらかく、透明感があるIさんの作品。この画像ではわかりにくいかもしれませんがしっかりと岩絵の具を塗りこんであります。今回もしっかりとデッサンして、モチーフを自分のものにしました。

今までの作品にも共通して気持ちのよい風が流れています。どうぞそちらもHP「上郷の森 日本画教室」“作品集”をご覧下さい。



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