Nさんは旅先で出会った少年を描きました。
「内戦の後に」 日本画 P12
広々とした光景の前に凛とした少年が佇んでいます。
その澄んだ瞳と眩しいほどに白いブラウスが、少年の
純朴さを物語っているようです。Nさんが旅されたのは
スリランカ内戦の終結から数年たっていた頃。
荒れた蓮池の前にすっくと立つ伸び盛りの彼は
国の未来を担う、希望の星のように感じられます。
近づいてみました。
こちらを見つめる瞳は優しくほのかに微笑んでいます。
少年の表情をはじめ蓮池の広がりや湿った空気感など
消したり描いたりを繰り返しじっくり描きこみました。
深い思いのこめられたイメージの広がる作品です。
この作品は開催中の「第12回グループ彩雲作品展」に
展示されています♪
Nさんのその他の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”内のNさんのページに掲載されています。
そちらもぜひご覧ください。