森の中に入れば強風も弱まるかな?
そう思いでかけた森では木漏れ日キラキラ、冷たい風はどこかへ。
クヌギコナラ林の木々はすっかり目覚め晩春のよそおいです。
陽だまりでせっかちに動く朱色の玉が見えました。
ああっ大きい!
今年も会えました、ハラグロオオテントウです。
ナナホシテントウの倍の大きさと言ってはおおげさかな?体長12㎜ほど。
確かに腹が黒い。
調べるととても珍しいテントウムシのようですが昨年は離れた川沿いで
会えているし、この辺りでは増えているのかも。
近くのカラスノエンドウでは
ヒメカノコテントウが。体長4㎜ほど。
珍しくはないテントウムシですが様々な柄があって面白い♪
さらに
ふわ~っとかぼそいトンボが目の前に飛んできてくれました。
ホソミオツネントンボかな?
立ち止まった草むらはいつも注目することなく通りすぎていましたが
これからは観察ポイントに加えよう!
この森で毎春発生を楽しみにしているのは
イチモンジカメノコハムシ。
ムラサキシキブの若葉にいました。今年は早いかな?
その隣のアオキの葉を見ると気になる網が。
コロンと丸いエメラルド色の腹部
のぞき込むとやはりアオオニグモでした。ほんとうに美しい!
春に成熟期を迎えるとのことですが産卵間近なのでしょうか。
こんな大きなマイマイに会ったのもこの春はじめて
アラカシにいたこのハチのような生き物は何だろう?
翅が黄色いステンドグラスのようで見とれました。
ハバチの仲間を調べればすぐ出てくるだろうと思いましたがわからずじまい。
この翅色は羽化したばかりで今頃は黒くなっているとか?
必死に生きる小さな生き物たちにこの日も元気をもらいました。