夕方になっても日差しは強烈なまま、暑い日が続きます。
木陰を探して近所の森を歩きました。
まだヤマユリやアキノタムラソウが咲いているクヌギ林で
ウバユリが見頃となっていました。
鉄砲百合のように花はきっちり筒状になっておらず
花びらがばらけていて横から中が見えます。
花片の中心と先端には赤紫色の斑点がありました。
歩道脇の杭に大きなメスのカブトムシが。
地上に出てきたばかりでしょうか、土がついています。
この森は動植物の採集・採取禁止ですが、クワガタやカブトムシを探す
人々によってクヌギの根元が毎夏掘り返され、それに加え近年流行する
ナラ枯れ病によりクヌギの大木がたくさん伐採されています。
年々昆虫が激減しているのでこの出会いは嬉しかったです。
大きな蜘蛛の網が木漏れ日を受けてキラキラ光っていました。
ドーム絹網と呼ばれる大型の網の糸には粘性がなく、この中に入った
獲物は飛びまわっているうちに絡まって動けなくなるという仕組み。
中心には網の主、美しいスズミグモがいました。
もっと暗い杉林のコーナーで
初めましての蜘蛛に出会いました。逆さのハート型☆
帰宅して調べると、サガオニグモのメスのようです。
体長10mmほど。
腹部の肩先がとがっているのはスズミグモに少し似ています。
小さな森で支え合う動植物たち。奥深く知らないことばかりです。