教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

2種のアブにキノコ薄暗い道で

2021年09月24日 | 自然

近所の公園の端っこコースは陽射しと人を避けるにはうってつけ。
はじめは生き物の気配が薄くつまらないなと思っていましたが
度々通るうち日向コースとは異なる味わい深さに気づきました。


今のいろどりはヤマジノホトトギス


ノダケの花にヤブミョウガの実


杉林ではお尻をぐりぐり地面にこすりつけているアブに出会いました。

産卵しているように見えたけれど礫の詰まった場所にするわけがない、
と不思議に思い帰宅してから調べると、名前はスキバツリアブ。
腹端に砂粒を取り込み産卵の際、卵にその砂をまぶしカムフラージュするのだとか。

初見のアブと言えば、同じ公園のクヌギ上で


こんなアブにも出会いました。触覚がかわいらしい☆
名前はハチモドキハナアブ。ハチに擬態しているようです。

真夏の暑い時期に減ったように感じたヒカゲチョウ。
今が2回目の発生時期なのか綺麗な個体が見られるようになりました。


笹の葉裏に産卵☆
次の産卵場所を探しフワフワ飛ぶ母蝶を追っていたら、足元に


今年も出ていました!
杉と笹の生える薄暗い場所に昨年もあったウラムラサキシメジです。


傘の表は栗色、裏は綺麗な紫色、ヒダは密です。


発生が進みちょっと乾燥しているよう。
ヒカゲチョウが教えてくれなければ見逃すところでした。

同じ公園でハンバーガーのようなキノコもまとまって出ていました。


ここはカシやコナラや杉も混生している暗い場所


裏から見ると赤褐色でスポンジのよう。
本を見るとイグチ科のイロガワリの仲間なのかなと思えますが
傷をつけて確かめることまで思いつかなかった。。
素敵なキノコに出会うたびHさんがいればな~と思います。

いつも同じに思えた薄暗い端っこコースにもナラ枯れ病は広がっていて
環境は変わりつつあり漠然とした不安を感じます。



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