Nさんは雅な世界を描かれました。
「和琴(わごん)の精の乙女」 日本画 F6
親しむ万葉集の世界から想を得て描く作品は4作目となりました。
今作は故郷の山を離れ遥々都へ渡り名匠の手によって琴となった
木の精の物語。琴の音色を想像するのも楽しい夢のある作品です。
近づいてみました。
若々しい色鮮やかな着物が映える背景は深い味わいが出るまで
岩絵の具を根気よく重ねました。仄かな灯りに照らされた乙女の
愛らしい表情に、琴の喜びと安らぎまで感じられ心がなごみます。
時代をこえ想像の翼を広げ新たな世界を見出す挑戦を続けるNさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のNさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。