教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

3月二回目の教室 巣材を集めるエナガ

2023年03月07日 | 教室風景

雨上がりの朝。
冷たい風の吹く森で嬉しい出会いがありました。

背丈ほどの茨や枯れ枝がいりくんだ踏み込めない藪奥で


エナガが懸命に作業をしているのが見えました。
今考えれば動画を録っておけばよかった。


かたまった枯葉の中から白い糸を抜き取っています!
これは巣材集めに違いない♪


白い糸をくわえては後ろに下がることの繰り返し。


体全体をつかって、なかなかの重労働!

エナガの巣はコケなどを材料に蛾の繭や蜘蛛の糸を接着剤として
袋状に織り込んでいくそうです。


途中、配偶者なのかもう一羽飛んできましたが
数分作業を見守っただけで飛び去りました。


糸は粘着性があるようで頭や体にもくっついています。

エナガの巣材集めは何度か遭遇していて、帰宅後
過去記事を見直すと記録したのはだいたい2月末~3月末。


その中には羽毛をくわえているものもありました。
ベビーベットの最後の仕上げなのでしょうね。

3月2回目の教室日でした。


陽が高くなるにつれ日差しが出てきて久しぶりに暖房をとめました。
光は澄んでニカワもかたまりにくく、快適な制作日和でした。


この日もアオゲラと思われる大型キツツキのドラミング音が近くで聞こえ
特に9-10時、13時-14時が激しく、皆さんと春気分を味わいました。

朝のうちはまだ雨の名残りがあり


咲き始めのモミジイチゴの花に雫が光っていました。

お昼休みには青空が♪


この日は待ちに待った啓蟄!
クスノキの近くでアオスジアゲハの蛹がないか探したり
越冬トンボを探したりしました。

そして


ジャコウアゲハの蛹だ!
昨年この枝の近くのサルトリイバラの葉で育つ幼虫を観察していましたが
地上170cmほどの枝先で蛹になっていたとは。

いろんな方向から接写してみると


怪しげな黒い部分が。
落ち着いてあらためて見ると、全体に色がくすんでいて
何よりこの黒点が寄生者の存在を感じさせます。

そろそろチョウが舞い始める。そう思うだけで力が湧いてきます。


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