教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

サラサヤンマ感激の出会い

2022年07月21日 | 生き物

少し前のことになりますが、ニイニイゼミが鳴きだした頃


夕暮れに散歩していたら、カラスのつがいに威嚇されたので
足早に杉林をぬけようとしていました。

すると突然、膝の高さでホバリングするトンボが現れました。


見たことのないヤンマです!
カラスに狙われていることも忘れピント合わせに集中♪


ヤンマにしてはかなり小さく、ホバリングする時間が長め。
薄暗い中でも美しい青緑色の輝きはわかりました。


目の前の杭に一瞬とまってくれましたがすぐ林の中へ飛び去りました。

帰宅してから調べると、このトンボはサラサヤンマのオス。
神奈川県では絶滅危惧ⅠB類に分類される珍しいトンボのようです。

メスにも会いたいと、この日以来気を付けて探していますが
発生時期が4月終わりから7月始めだそうなのでもう今年は無理かな?


近くではハグロトンボがよく飛んでいて


全体に色合いが渋めなメス


深い緑色が美しいオスにたびたび会えました。
昨年はほとんど撮影できなかったのに♪とウキウキしましたが
あまり外出していなかっただけなのかもしれません。

サラサヤンマに会えた日は諦めかけていた蝶にも出会えました。


クヌギの幹にウラナミアカシジミが!


6月の限られた時期にしか会えない蝶♪
この日は7月の蒸し暑い日でしたから驚きました。


なんと別の日にもピカピカな個体に出会えました。

ウラナミアカシジミに会えたのは何年ぶりだろう?
近年ナラ枯れ病がまん延し半数以上のクヌギコナラが被害にあい
かなりの数の木が伐採されていたので生き物が減ってしまうのは当然だと
さみしく思っていました。

初見のサラサヤンマといい、住宅地にあるこの小さな緑地は
多種類の生き物を支えている奥深い場所なのだと思いなおしました。


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