教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

6月三回目の教室 いのちをつなぐトンボたち

2021年06月19日 | 教室風景

気持ちの良い青空が広がった朝


木陰の多い水辺に行くとアサヒナカワトンボに会えました。


天女の羽衣のような薄い雲は先端がくるっと丸まっているものも。
午後遅くには雲が広がり涼やかな風が強く吹きました。

6月2回目の教室日も窓を全開!小鳥の声を聴き
緑の香りがする風を受けながら制作しました。


和紙だけでなく布に描いたり木に描いたり。基底材は多岐にわたり
天然の鉱物やサンゴや貝などを使った絵の具、墨、箔など画材も様々。
日本画材は奥深く魅力にあふれ、触れる毎に発見と感動があります。


高温多湿の梅雨時期には膠加減と乾き具合に気を使いますが
晴れて爽快なこの日は最高の制作日和。気持ちよく描けました。

このところの雨で湿った森ではトンボたちが躍動していました。


ずんぐりとしたハラビロトンボ。
例年より体がひとまわり小さく感じるのは気のせいでしょうか。


全身真っ赤、脚まで赤いショウジョウトンボは穏やか気質


翅音高く猛烈な縄張り争いを演じるのはオオシオカラトンボ
足元にカップルがいました。全身青の方がオス、黒×黄色の方がメス


離れた瞬間から産卵行動が始まりました。
水面に腹端を打ち付けて産卵するメスを、オスは近くで警護しています。

気が強く数も多いオオシオカラトンボに追い回されながらも
懸命に産卵していたのは


クロスジギンヤンマです。


そこに産むの?乾燥しないかな。。
上を飛ぶオオシオカラトンボに時々邪魔されて
なかなか落ち着いて産むことができません。


違う池に行くと足元近くで産卵していてびっくり。
なんて美しいヤンマでしょう。
オスは複眼と腹部のターコイズブルーが目立ちさらに華やかです。
9月頃までは飛んでいることがあるのでまた撮影できたらいいな。


水中の茎につかまってゆっくりと。お母さん、お疲れさまです☆

空を見上げると高いところにコシアキトンボが飛び交っていました。
強い日差しが降り注ぐ蒸し暑い季節はすぐそこですね。




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