小さい頃から本が好きでした。
特に小学校高学年から思春期にかけて読んだ本は、いまだに忘れられないものが多く、その中でも繰り返し繰り返し読んだのが、L・モンゴメリーの「赤毛のアン」シリーズでした。
その「赤毛のアン」が出版されて今年で100周年なのだそうで、各地で記念イベントが行われているんだそうです。
きっとこの本を愛読していた元少女はたくさんいらっしゃるでしょう。
小学5年生くらいの頃、東京に住む伯父からのプレゼントとして手に取ったのがこの本との最初の出会いだったのですが、アンの虜になった私は、その後の10冊のシリーズをお小遣いで1冊ずつ買い揃えたように記憶しています。
カナダの美しい島で、孤児だったアンがマシュウとマリラ兄妹に引き取られて、その人間的魅力で少女から大人の女性・母親に成長して行くという一代記を貪るように読みました。
きっとそれは、物語の面白さと同じほど、村岡花子さんの翻訳の魅力も大きかったのではと思うのです。
「腹心の友」、ダイアナの「ばら色の頬」、「崇拝者」、「分別」、アンの本で初めて知った言葉もよーく覚えています。
30年以上も昔のことです、今のように情報が溢れているわけでもなく、カナダの美しい島の風景やアンの生活を彩る様々なものは想像するしかなかったのだけど、それがまたこの上ない楽しみだった幸せな時代だった。
きっと今も実家の私の部屋には、日に焼けたアンの本が並んでいるはずです。
大人になった目線でもう一度読み直してみたら、どんな発見があるのでしょう?
現在、新潮社から文庫本として10冊が刊行されているし、今度は大人買いでもしてみようかと思っています。