蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ラプラスの魔女

2023年04月02日 | 本の感想

ラプラスの魔女(東野圭吾 角川文庫)


温泉地で硫化水素中毒により映画プロデューサーが死亡する。結婚間もない年の離れた若妻が疑われるが、事故とされる。2ヵ月後別の温泉でも同じような事故が起きる。調査に赴いた地球化学研究者の青江は、両方の温泉で若い女性をみかけるが・・・という話。

著者名からしてミステリなんだろうと思って読んでいたら、実はSFだった。ちょっと謎解き(というか謎解きがないも同然)には納得しかねるものがある。

それでも終盤は「どうなるの?」感が盛り上がって読むのがやめられないのだから、著者の人気が衰えないのも無理はない。

コメント
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