モガディシュ 脱出までの14日間
1990年 ソマリアの韓国大使ハンは、母国の国連加盟の票を得ようと政府要人へのロビー活動に励んでいた。北朝鮮の大使も同様の活動を勧めていて二人はいがみあうライバルだった。反政府デモがエスカレートし、首都モガディシュは無政府状態に、韓国大使館は金で雇った?国軍兵士がガードされていたが、北朝鮮大使館は暴徒に蹂躙されてしまい・・・という話。
無事脱出した、という話なんだろうとわかっていても、「この先どうなるの?」というハラハラが抑えられない展開と、軟弱な外交官に見えたハン大使が、事態がエスカレートするに連れて男気?あふれるヒーローになっていく成長?ストーリーが相まって、最後までとても楽しめた。
ちょうどスーダンの国内紛争→自衛隊機での邦人救出という事態の最中だったので、より切迫感とリアリティが強まったのかもしれない。