蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

夜明けのすべて(映画)

2024年10月30日 | 映画の感想
夜明けのすべて(映画)

月経が近づくとイラつきが抑えられず周囲の人たちに当たり散らしてしまう藤沢(上白石萌音)は、新卒で就職した会社に居づらくなって辞める。
山添はIT関連?企業でバリバリ働いていたが、パニック障害になって休職?する。
二人はそうした訳あり?人たちを積極的に採用する理科教材の製造販売会社に就職して巡り会うが・・・という話。

パニック障害はなんとなく聞いたことがあって、どうもそれを患っているらしい人を実際に見たこともあったが、PMS(月経前症候群)は(恥ずかしながら)初めて知って、こんなに劇的な症状なんだ、と驚いた。

藤沢と山添は、付き合っているけど、恋人には遠いふんわりした関係。
二人が務める会社は、経営者(光石研)も従業員も二人の障がいに対して理解も思いやりもある。
そんな都合のいい環境、現実にはないよな、と思いつつ、ホントにそんな会社や人たちがいればいいのに、とも感じさせてくれる。なので、心がささくれだっているような時にみると効果がありそうだな、と思えた。
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