私はヤギになりたい(内澤旬子 山と渓谷社)
小豆島に移住した著者は、庭で一頭のヤギを飼い始める。他のヤギを一時預りなどしているうちに繁殖が進んで?5頭に増えてしまい、利用されていないビニールハウスを借りてそこで飼育を始める。餌の確保のため知り合いから農産の副産物をもらったり、野生?の木々を刈り取ったりするうち、ヤギと同じくらい小豆島の植生に興味が湧いて・・・というエッセイ。
タレントがヤギを引き連れて雑草駆除をする、みたいな番組があったが、本作によるとヤギは草より枝についている葉の方が好き(落ち葉は嫌いで枝についていないといけないそうだ)で、食べる量は除草どころではなく、軽トラに囲いをしていっぱいいっぱいまで伐採してきても1週間ももたないそうである。
本書を読む限り、ものすごい労力をかけているように見えるが、ヤギから乳を取ったり肉にして売ったりするわけでははい。見返りは(本書の印税を除いて?)何もない。
一方で手間がかかる世話がとても楽しげでもある。愛玩動物こそ無償の愛の体現なのだろうか。
小豆島に移住した著者は、庭で一頭のヤギを飼い始める。他のヤギを一時預りなどしているうちに繁殖が進んで?5頭に増えてしまい、利用されていないビニールハウスを借りてそこで飼育を始める。餌の確保のため知り合いから農産の副産物をもらったり、野生?の木々を刈り取ったりするうち、ヤギと同じくらい小豆島の植生に興味が湧いて・・・というエッセイ。
タレントがヤギを引き連れて雑草駆除をする、みたいな番組があったが、本作によるとヤギは草より枝についている葉の方が好き(落ち葉は嫌いで枝についていないといけないそうだ)で、食べる量は除草どころではなく、軽トラに囲いをしていっぱいいっぱいまで伐採してきても1週間ももたないそうである。
本書を読む限り、ものすごい労力をかけているように見えるが、ヤギから乳を取ったり肉にして売ったりするわけでははい。見返りは(本書の印税を除いて?)何もない。
一方で手間がかかる世話がとても楽しげでもある。愛玩動物こそ無償の愛の体現なのだろうか。