さくらえび(さくらももこ 新潮文庫)
2000年年代前半ころに出版された「富士山」という雑誌は、さくらももこが、取材、執筆を全部やった企画誌で、4号まで発行されたそうだ。自費出版?と思いきや、出版したのはなんと新潮社なのだがら、当時のまる子ちゃんおよび著者の人気のものすごさがよくわかる。本作はその「富士山」からの選り抜きとのこと。
ひねくれた見方なのだが、天下をとった作家(漫画家)だと、出版社にとってはカネのなる木そのものだから、もうひれ伏すように接しているんだなあ、と感じた。
著者の家は静岡県みたいなのだが、著者が買い物(鯉用の水槽とか)に行くというと、新潮社から担当者がやってきて車で送迎したりしてる。まあネタ作りに協力しているだけかもしれないが、ちょっとやり過ぎでは?と思えた。
売れっ子作家になると、出版社のアゴアシ付でかつ担当者が同伴する取材(という名目の)海外旅行なんて当たり前のようだから、さくらももこクラスになれば、それくらい当然、なのだろう。
本作に何度も登場する「植田さん」はフジテレビのプロデューサーで、あの「ビューティフルライフ」など名作の数々を担当した人らしいので、世が世なら社長候補になってもおかしくないのだが、本作では実名で日頃の悪行(キャバクラ通いとか)や、ちょっとどうかと思う発言があけすけに語られていて、「大丈夫なの?こんなこと書いて」と心配になったが、よく考えてみれば、出版社以上にフジテレビはさくらさんに頭が上がらんわな。
著者は、自分の息子には自分がさくらももこ(=ちびまる子ちゃんの作者)であることを隠していたそう、これまたネタ作りなのかもしれないが、息子もいつかはそれを知る日が来るわけで、その時にショックを受けたりしないのかな、とまたまたいらぬ心配をしてしまった。
2000年年代前半ころに出版された「富士山」という雑誌は、さくらももこが、取材、執筆を全部やった企画誌で、4号まで発行されたそうだ。自費出版?と思いきや、出版したのはなんと新潮社なのだがら、当時のまる子ちゃんおよび著者の人気のものすごさがよくわかる。本作はその「富士山」からの選り抜きとのこと。
ひねくれた見方なのだが、天下をとった作家(漫画家)だと、出版社にとってはカネのなる木そのものだから、もうひれ伏すように接しているんだなあ、と感じた。
著者の家は静岡県みたいなのだが、著者が買い物(鯉用の水槽とか)に行くというと、新潮社から担当者がやってきて車で送迎したりしてる。まあネタ作りに協力しているだけかもしれないが、ちょっとやり過ぎでは?と思えた。
売れっ子作家になると、出版社のアゴアシ付でかつ担当者が同伴する取材(という名目の)海外旅行なんて当たり前のようだから、さくらももこクラスになれば、それくらい当然、なのだろう。
本作に何度も登場する「植田さん」はフジテレビのプロデューサーで、あの「ビューティフルライフ」など名作の数々を担当した人らしいので、世が世なら社長候補になってもおかしくないのだが、本作では実名で日頃の悪行(キャバクラ通いとか)や、ちょっとどうかと思う発言があけすけに語られていて、「大丈夫なの?こんなこと書いて」と心配になったが、よく考えてみれば、出版社以上にフジテレビはさくらさんに頭が上がらんわな。
著者は、自分の息子には自分がさくらももこ(=ちびまる子ちゃんの作者)であることを隠していたそう、これまたネタ作りなのかもしれないが、息子もいつかはそれを知る日が来るわけで、その時にショックを受けたりしないのかな、とまたまたいらぬ心配をしてしまった。
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