さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

オペラ座の怪人…映画館にもファントムが!?

2005-04-12 | 映画ほか芸術鑑賞記
このところ 
ちょくちょく 映画を楽しんでいる

映画も ミュージカルも
ストレート・プレイも だいすきなのだけど

忙しさに とりまぎれ
体調や 予定のぐあいや
タイミングがうまく合わないまま

その機会を 逸してしまうことが多かった
もう ここ何年か

だから 

 ”これ みたかったんだ~!”

と 思ったものを
ちゃんとみに 出かけられたときは
とっても しあわせ 


最近 観た映画のひとつ 

「オペラ座の怪人」 

劇団四季のミュージカルは
もうなんども 観ていて
作品そのものと 曲には
ひとかたならぬ愛着がある

それだけに
映画のデキが 思っているようなレベル以下だったら
イヤだな なんて思っていたけれど

杞憂だった

ミュージカルの流れに忠実でありながら
それ以上の 深い解釈と演出を加えた脚本

そして
舞台ではできない 映画ならではの
演出効果が あちこちで
みごとにみられていた

モノクロの現在から 極彩色の華やかだった過去へ
そしてまた 現在へ

劇中劇と 現実の交差

登場人物の表情

そして この作品になくてはならない
ミュージカルナンバーの数々 

実際 この作品に
これほどぴったりな曲が 
よく作られたものだと 思う

あの数々の名曲がなく
台詞だけで 物語がすすんでいったら

陳腐で クサいお芝居にしか
なりえないかも知れない

この作品を だいすきな私でさえ
そう思うくらいだが

あのナンバーたちのおかげで
台詞を語るより
どれほど多くの 感情や思い…

ファントムの 孤独 嘆き 怒り 愛

クリスティーヌの とまどい 迷い 恐れ 決意 慈愛

ラウルの 恋心 若い情熱 敗北感 かなしみ

それらが どれほど
より深く私たちに訴えかけてくることか 

音楽のすばらしさを 実感する作品でもある

それだけに 歌い手の魅力が
作品の魅力そのものにもなりうるくらい
大きなウエートを占めていると思うが

ファントムの クリスティーヌの そしてラウルの
歌声や キャラクター全体の魅力が
幻滅するものだったら イヤだな… 

観る前は 心配していたが
これも 杞憂だった

主役3人の 魅力的なこと♪

脇をしめる
メグ・ジリーも マダム・ジリーも
そして
すこしこっけいで どこかにくめないカルロッタも
それぞれに魅力的

この作品を観るたび
そのときの新しい発見がある

そのときの自分の立場や状況によっても
より思い入れのあるキャラクターがいたり

なんど観ても あきることのない作品
なんど聴いても 色あせることのない音楽

私にとって
「オペラ座の怪人」
は はずせない芸術作品だな~

それにしても ビックリしたのは

映画のクライマックス
残り 約20分 というときに
 
 ”1階 駐車場で 火災が発生しました

  落ちついて 避難して下さい ”

との 放送が 

あとで 人に話すと

 「それは 絶対 ファントムのしわざよ!
  ファントムが そこにいたのよ

と 言われた この騒動

幸い ボヤだったらしく

しばらく 劇場内ロビーで待機したのち

ちゃんと 続きはみせてもらえたのだが…

実は 私
その放送があったとき
まず 思ったのが

 ”ええっ いちばんいいところなのに!
  やっぱり 出ていかなくちゃいけないのかしら
  このまま 最後までみたいわぁ

  でも 焼け死ぬのも 困るし…

  まあ 誘導があるまでは いいか
  パニックになっても 困るし”

。。。おちついてる場合か  

そのうち 観客たちがざわめき
ひとり立ち ふたり立ち
映画にも 集中していられなくなり

そうこうしているうちに 画面が
プツッと 切れた  あーあ 

   あーあ じゃないだろう  


自分でも あきれてしまう 私であった

で もういちどちゃんと観たいな 
という 思いがつのり

また後日 行ってしまった

なんどみても いい… 


もはや 別世界に
イッてしまっている さくらだった?? 

 
コメント (4)
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