さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

神は 細部に宿る

2006-05-04 | 旅・自然・動物

季節のうつりかわりや、
自然の木々、花々、生きものたちを見ていると
時々 感じることがある。


毎日のように 眺めていても飽きない空や 木々や 花たち。
生きているものたち。

おなじようでいて、
刻々とうつりかわり、流れてゆく風景。

おなじ人間が ふたりといないように、
おなじ一日もなく、
おなじ種類でも まったくおなじ花は ない。

そして、あらゆるものが
きのうと きょうでは
もう おなじ姿をしていない。


その 色かたちのうつくしさ、あざやかさ
よくできたしくみ…
正確で むだのない、自然の摂理。


生き死にだって 自然のいとなみ。
花も やがては枯れる。

けれど、
季節がめぐりくれば、また 花は咲く。

枯れて散った花の一部を どこかに残した姿で…


こんなとき…

ふと、


  神は 細部に宿る


という言葉を 思い出す。


そして たしかにそうだと、

神の手は すみずみまでゆきとどき、

すべてのものには 神の息がかかっているのだと
感じる。


神…

宗教上の神 というより

自然の手 みたいなイメージだけど。


自分も 
その自然の輪のなかの 
ちいさな一部を になっているのなら


ちっぽけで ささやかな人生でもいいから

自然にさからわず

吹く風に身をゆだね

なにものにも執着することなく

生きていけばいいのかな、


なんて 思ったりする。


なにしろ 煩悩や 迷いだらけで

むずかしいことではあるけれど…(苦笑)






コメント (2)
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