さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

立春・黄鶯睍睆く~歌のレッスン

2022-02-13 | 歌のおけいこ
新暦の、およそ2月9日~13日ごろの今の時期は、
旧暦では立春の次候、
「黄鶯睍睆く(うぐいすなく)」
です。

黄鶯睍睆く とは、
春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。
私はまだ、鶯の声を聴けてはいませんが…

鶯も、最初からじょうずには鳴けなくて、
だんだんとうまく鳴けるようになっていくようですね。

昨日は、私も鳴き声の…ではなくて
歌の個人レッスンを受けました。

前回に受けたのは…
2019年の暮れに母のぐあいが悪くなり、年明けに入院するまでの間に
門下生のコンサートがあり、
レッスンやリハーサルの予定をどうにかクリアしていた頃でした。

2020年からコロナの騒動が始まり、
6月には母を見送り…
個人レッスンもドイツリートのグループレッスンも、
休講や私の事情でのお休みが続きました。

およそ2年ぶりの個人レッスンです。
曲はこれ。 ↓

 

ドイツの詩人、アイヒェンドルフの詩で
曲はメンデルスゾーン。

同じ詩に、シューマンが曲をつけた
「Die Stille」(静寂)
の方が有名かも知れません。

同じ詩に、違う作曲家が曲をつけた歌はたくさんありますが、
曲によって、本当にイメージがガラリと変わります。

メンデルスゾーンのこの曲は、
いつか歌えたらいいなと、
ずっとこころのなかであたためていたものですが、
ちゃんと歌いきれるようになれるかしらん;

発声を含め1時間のレッスンを無我夢中で終え、
続いてドイツリートの会のグループレッスンに入るはずが。。。

なんと、みなさんお休みで参加者は私ひとりだけ。
想定外の事態です。どひゃー;;

「なんでも歌っていいよ~
 好きに時間を使ってくれてかまわないから」

という、ありがたい師匠のお言葉に、
続けてひとりでレッスンを受けることに。

たまたま、次回レッスンを受ける予定の
もう1曲の楽譜を持っていたので、
それをお願いすることにしました。

 

これもまた、以前から歌いたかった曲。
大汗かきかきの、なんとも濃ゆーいレッスンでした。

ドイツ語にはドイツ語の、
日本語には日本語の、
歌詞を伝えられるように歌う(語る)ための
歌い方があります。
極端にやりすぎてもいけないし、
人によって、どのあたりまでやればいいのか、というのも違いますし、
とてもむずかしいのですが、
じょうずにはなれないまでも、自分なりの歌をつくりあげていく
喜びを感じます。

本番での緊張がひどい私には、
練習どおりに歌えればそれでヨシ! なのですが、
いまだにできたためしがありません。

めげずにがんばってみます。
(なんでもこれだ^^;)

それにしても、
2時間半も連続して、ひとりでレッスンを受けることになろうとは。

思わぬ展開になった、2年ぶりのレッスンでした。


 楽しんでしまえ予定外のことも さくら



コメント (2)
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