新暦の、およそ2月19日~23日ごろの今の時期は、
旧暦では雨水の初候、
「土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる)」
です。
雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころのことで、
昔からこの季節は、農耕の準備を始める目安とされてきたそうです。
土脈潤い起こる とは、早春の暖かな雨が降り注ぎ、
大地がうるおいめざめるころ。
古くは「獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)」
という、不思議な季節とされていたとか。
捕った魚を岸に並べたあと
なかなか食べようとしない獺の様子が、
祭の供え物のように見えたことから、
この季節の名が生まれたそうですよ。
興味ぶかいですね。
お酒ずきの私としては、どうしても
「獺祭」
の酒の名が思い浮かんでしまいますが…^^
まだ大雪の心配があるこのごろ、
氷が解け出すのももうしばらくあとでしょうか。
昨年秋のことになりますが、
むかし着た振袖の袖を切り、訪問着として着られるよう
お直ししていただきました。
成人式、お正月、謝恩会、友人の結婚式、
そして沖縄・宮古島の従兄の、地元での結婚式で
新郎である従兄の自宅で三々九度の盃のお酒を酌む巫女役?を仰せつかったとき…
何度も着せてもらい、若かった私の晴れの日を彩ってくれた振袖でした。
袖の下部にきれいな刺繍があり、
それを切ってしまうのが惜しい気がして、
また、誰かあとに着てくれる人がいるかも知れないとの思いから、
ずっと袖を切る決心がつかなかったのです。
が、このたび一大決心。
娘も孫娘も、どうやら姪っ子も授からないめぐり合わせとなった私。
それならば、もういちど自分で着られないだろうか。
袖を惜しんで振袖のまま置いていても、
箪笥で眠らせているだけ。
だったら、袖を切ってでも自分が着られるかたちにしてもらえたら。
色が、あまりにも若々しく可愛らしいピンクの総絞りで
ためらいもありました。
が、着物に詳しいおかみさんや先生方みなさん、
「着られるわよ! 帯や小物を落ち着いたものにすれば大丈夫!」
と言ってくださるので、ひと安心。
振袖と長襦袢の袖を切り、
今の私が着られるようにしていただきました。
そして、切ってしまった袖は…
ふたつの可愛い手提げバッグに生まれ変わりました。
着付の先生が作ってくださったものです。
デザイン違いで、ふたつとも素敵です。
裏地には、やはり長襦袢の切った袖部分を使っていただき、
中に小さなポケットや留めボタンなどの心遣いが。↓
姿を変えて、生まれ変わった振袖を
これからも着物として着たり
バッグとして使えるしあわせ。
「おかあさんがのこしてくれた着物、
たいせつに着てあげなさいね」
いつも言われるうれしい言葉。
まわりにモノが多く、
断捨離にはほど遠い自分を反省してはいるのですが、
もうしばらく、
父母がのこしてくれたもの、
まだ捨てられぬ愛着あるものたちとの暮らしを
楽しんで生きていたいと思います。
生まれ変わりの花とふたたびめぐり逢う さくら
旧暦では雨水の初候、
「土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる)」
です。
雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころのことで、
昔からこの季節は、農耕の準備を始める目安とされてきたそうです。
土脈潤い起こる とは、早春の暖かな雨が降り注ぎ、
大地がうるおいめざめるころ。
古くは「獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)」
という、不思議な季節とされていたとか。
捕った魚を岸に並べたあと
なかなか食べようとしない獺の様子が、
祭の供え物のように見えたことから、
この季節の名が生まれたそうですよ。
興味ぶかいですね。
お酒ずきの私としては、どうしても
「獺祭」
の酒の名が思い浮かんでしまいますが…^^
まだ大雪の心配があるこのごろ、
氷が解け出すのももうしばらくあとでしょうか。
昨年秋のことになりますが、
むかし着た振袖の袖を切り、訪問着として着られるよう
お直ししていただきました。
成人式、お正月、謝恩会、友人の結婚式、
そして沖縄・宮古島の従兄の、地元での結婚式で
新郎である従兄の自宅で三々九度の盃のお酒を酌む巫女役?を仰せつかったとき…
何度も着せてもらい、若かった私の晴れの日を彩ってくれた振袖でした。
袖の下部にきれいな刺繍があり、
それを切ってしまうのが惜しい気がして、
また、誰かあとに着てくれる人がいるかも知れないとの思いから、
ずっと袖を切る決心がつかなかったのです。
が、このたび一大決心。
娘も孫娘も、どうやら姪っ子も授からないめぐり合わせとなった私。
それならば、もういちど自分で着られないだろうか。
袖を惜しんで振袖のまま置いていても、
箪笥で眠らせているだけ。
だったら、袖を切ってでも自分が着られるかたちにしてもらえたら。
色が、あまりにも若々しく可愛らしいピンクの総絞りで
ためらいもありました。
が、着物に詳しいおかみさんや先生方みなさん、
「着られるわよ! 帯や小物を落ち着いたものにすれば大丈夫!」
と言ってくださるので、ひと安心。
振袖と長襦袢の袖を切り、
今の私が着られるようにしていただきました。
そして、切ってしまった袖は…
ふたつの可愛い手提げバッグに生まれ変わりました。
着付の先生が作ってくださったものです。
デザイン違いで、ふたつとも素敵です。
裏地には、やはり長襦袢の切った袖部分を使っていただき、
中に小さなポケットや留めボタンなどの心遣いが。↓
姿を変えて、生まれ変わった振袖を
これからも着物として着たり
バッグとして使えるしあわせ。
「おかあさんがのこしてくれた着物、
たいせつに着てあげなさいね」
いつも言われるうれしい言葉。
まわりにモノが多く、
断捨離にはほど遠い自分を反省してはいるのですが、
もうしばらく、
父母がのこしてくれたもの、
まだ捨てられぬ愛着あるものたちとの暮らしを
楽しんで生きていたいと思います。
生まれ変わりの花とふたたびめぐり逢う さくら
母も着物も喜んでくれるとうれしいのですが♪
袖を切っても、訪問着の着物はなかなか着る機会がなさそうなのですが、
できるだけ袖を通せたらいいなと…
手提げのバッグは、ちょこちょこ持ち歩けるかな^^
きっと良くお似合いと思います♪
刺繍はゴージャスですねえ・・・
このお着物全体がよみがえって喜んでますね!
お召しになったところを想像して楽しんでます。
(ワクワクワク♪)