楽(たの)しみは 昇る満月 真東に 都(みやこ)東京 在るを知るとき
『ケンちゃんケンちゃん、きれいな満月が出てくるよ。見てみよう』と、
月が好きなケンちゃんに声をかけます。
カレンダーには16日日曜日が満月と出ています。
昨日は十三夜、今日は十四夜ですからほぼ満月なのです。
今日は快晴です。雲一つない東の空に月は昇ってきます。
地区公民館のスピーカーから、5時のチャイムが鳴るころでした。
「なに言っとるの、外はまだとても明るいけれど、お月さんはとっくに出てますよ」と家内が言います。
ケンちゃんと急いで外に出ます。
満月に近いきれいな月は、とっくに東の空に昇っていました。
明るい空に昇ってました。
今日の月の出は午後4時23分です。30分以上もたっているのです。
明日15日は午後5時3分に月の出、まだちょっと明るいかな。
明後日16日は午後5時44分です。ほぼ夕闇が迫るころの月の出です。
それも満月なのです。
東の空に煌々と明るい大きな月が、ちょうどころ合いの薄暗さの中を昇ってくるのです。
中秋の名月の9月の曇りがちに比べて、10月は晴れていることがほとんどです。
15日16日の天気予報も晴れですね。きっと素晴らしい満月が昇ってくることでしょう。
ところが今日の十四夜の月は、ほぼ真東に昇ってきます。
正確には今日は93.9°の位置、明日は88.0°の位置なのです。
真東は90.0°ですから、今日と明日はほぼ真東に月は昇るということなのです。
府中小学校の正門には、日露戦争の戦勝・凱旋記念碑がすっくと立っています。
真東の方角を向いていると聞いています。
同じ真東といっても、緯度が同じ東京の地です。
我が店は北緯35°29分31秒の位置です。凱旋記念碑は北緯35°29分28秒にあります。
真東の方角、東京・靖国神社は35°41分39秒とほぼ同緯度の真東ですね。(北緯35°29分の地は川崎市の首都高速湾岸線の上です)
明治の時代に建てられた日露戦争の勝利を報告する凱旋記念碑は、
堂々真東向けて、東京・靖国神社を向いてます。