ヒマジンの試行錯誤

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「論語」を読んで!

2008年06月24日 08時53分57秒 | 

「論語」  加地伸行著  (角川ソフィア文庫)  定価:629円


【この本を読んだ理由】
この本を読む3ヶ月前に、佐久協著『高校生が感動した「論語」』 (2008.3.18)を読んでいる。
それなのに、また「論語」を読むことにした。
それは、次のような理由からだ。
この本の著者は、“はじめに”の中で
「私は古典研究をしてきましたが、ずっと心に秘めた一つの願いがあります。それは、ちょうど祖父が孫に語るように、中学生に古典を語りたいという願いです。」
そして、この本の目的は、
「この『論語』は、おそらくキリスト教の『新約聖書』と同じくらい世界で広く読まれてきた<世界の古典>です。
すなわち、古典として『論語』を読みながら、儒教について語ってゆくことが、この本の目的です。」
と書いている。
私は日本人の内面にある“先祖供養”を中心としたものを理解したくて、高校生から中学生になったつもりで、再度「論語」に挑戦した。


【読後感】
著者は“あとがき”で、これを読み終わったであろう中学生に「疲れたことと思います。」と労いの言葉を添えている。
さらに、
「しかし、古典は、なにかを考えさせてくれます。時間を越えて、人間とは何か、人の心とは何かということを教えてくれます。その緊張感が疲れとなるのですが、けっして無駄ではありません。」
と読者を励ましている。
そして、
ーーー知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼(おそ)れず。ーーー
という孔子のことばを最後に、筆を擱(お)かれている。
ざっと読み通しただけだが、とても高尚な勉強をしたような気がする。
コメント
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