全食事付!新決定版スイス8日間 (3)
~3大名峰と氷河特急の旅~
(添乗員同行:阪急交通社)
出発日 : 2010年7月15日(木)
帰着日 : 2010年7月22日(木)
7月17日(土)
朝、ホテルのベランダから見えたマッターホルン。
昨日の抽選で私たちはラッキー部屋を引いたことが初めて分かった。
“残り物には福がある”とは正にこのことを言うのだと思った。
でもこの時点では、それ程の感動はなかった。
と言うのは、ホテルから見えたマッターホルンには、この写真のように雲が掛かっており全体がすっきりと見えなかったから。
更に、この日はこれからもっとマッターホルンのよく見える展望台やハイキングを楽しむことになっていたのだから。

↑ ホテルのベランダから見えたマッターホルン。
雲が上部を覆っていて、あの美しい全体の姿を見ることが出来なかった。
日程表ー4に従って、ホテル(ツェルマット)を8時に出発。
マッターホルン観光(ゴルナーグラート展望台)へ。
【日程表ー4】


スイス地図:ツェルマット

ツェルマット→ゴルナーグラート展望台の関係図(スイスガイド本より抜粋)
約3000mの高所でのハイキングが組み込まれていたので、
ホテルで簡単な登山靴とナップザックスタイルに着替えて、
ツェルマットのゴルナーグラート登山電車の駅に集合。

↑ ゴルナーグラート登山電車の駅。
昼食として握り飯弁当と水のペットボトルを配布してもらい、登山電車に乗り込む。
進行方向右側がマッターホルンが良く見えるとの予備知識通りに右側の座席を捜したが既に満員状態だった。

↑ 登山電車の車窓から見えるマッターホルン。
雲でマッターホルンの完全な雄姿は見ることができなかった。
登山電車は雄大なスイス高原の緑の中を大きなシュプールを描きながら、どんどん高度を上げていった。
車窓からは間近に4000m級の山々を望むることができる。
また、マッターホルンこそ雲で完全には見えなかったが、晴天に恵まれ山裾の村や緑の草原が実に美しく見えた。
そして、終点ゴルナーグラート駅に到着。
この間、登山電車に乗車したのは約40分間だった。

↑ 終点のゴルナーグラート駅。

↑ 標高3089mのゴルナーグラート展望台。

↑ マッターホルン(4478m)は雲にまみれて。

↑ 日本国内では、とてもお目にかかれない氷の流れであるゴルナー氷河。
展望台から登山電車で1駅下り、ローテンボーデン駅(2815m)からハイキング。
更に1駅下のリッフェルベルグ駅(2582m)まで高原植物などを愛でながら高原のハイキングを楽しんだ。

↑ ローテンボーデン駅からハイキング・スタート。

↑ リッフェル湖は逆さマッターホルンの撮影ポイント。
しかし残念ながらここでも絶景写真は撮れなかった。
歩行距離約2.2Km、歩行時間約1時間30分の下りだけのハイキングの終点が見えてきた。

↑ ハイキングの終点リッフェルベルグ駅が直ぐ近くに見える。
リッフェルベルグ駅で下りの電車を待っている間に駅構内を散策。

↑ 登山電車駅のホームと三本のレール。
ツェルマットへ電車で戻って来た後は自由行動となった。
我々は日本人ガイドの付いているセネガ・パラダイスへ登り、エーデルワイスを見に行くグループ(10名くらい)に加わった。

↑ セネガ・パラダイスへ行くケーブルの駅。

↑ エーデルワイスを求めてセネガ・パラダイスのお花畑を散策。

↑ とうとう出合ったエーデルワイス。
途中、エーデルワイスや高山植物のお花畑で休憩。
するとアルプスの高原にホルーンならぬオカリナの哀愁を誘う音が響いてきた。
その方向を見ると・・・
なんと、我々のグループの一員(おばちゃん)が少し離れた岩陰で演奏している姿が・・・。

↑ オカリナ演奏。
オカリナ演奏にうっとりさせられ、エーデルワイスにも巡り合え、我々はアルプス高原散策に満足しきって元のケーブル駅に戻った。
ここにも小さな湖(ライ湖)があった。

↑ ライ湖、ここにも逆さマッターホルンの撮影ポイントがあった。
残念ながらマッターホルンには相変わらず雲がまとわり付いていた。
ふとライ湖の反対側を眺めると・・・

↑ スイス人らしい親子が湖で遊ぶ姿があった。
寒くないのかと心配になるようなとても信じがたい不思議な光景だった。
一方、ケーブルの駅では真赤なパラソルが高原の縁近くに張り出され、のんびり寛いでいるヨーロッパの観光客が見えた。
我々もここで下りのケーブルを待つ間、こんな素晴らしい高原を案内してくれた日本人ガイドさんと共にビールで乾杯をした。

↑ ケーブルのスネガ・パラダイス駅には赤と黄色のパラソルのお店があった。
再びツェルマットのホテルに戻り、夕食まで街の中を散策。
全員揃って街のレストランで夕食。

↑ 夕食を食べたレストラン。
夕食後、連泊のホテルへ戻り一日の疲れを落とした。
翌日、日の出少し前の4時半ごろ起床。
移動のため、スーツケースの整理を開始した。
5時ごろ薄明るくなったので、ホテルのベランダへ出て何気なしにマッターホルンの方向を見ると・・・。
なんと暗闇の中にマッターホルンの姿がかすかに見えるではないか・・・。
夢か幻か、どちらでもないマッターホルンがくっきりと見えてきた。
闇は明るくなるにつれ、どんどんマッターホルンの姿は明瞭になっていった。
写真を撮っているとマッターホルンの上の方から黒い雲が下りてきた。
そしてやがてマッターホルンは昨日と同じように雲をまとってしまった。
この時の時刻は午前5時30分過ぎ。
この間、マッターホルンの全体が見えたのは、わずかに30分間だけだった。

↑ 翌日の早朝、5時から5時30分の間だけ全体が見えたマッターホルン。
これぞ“早起きは三文の得”を実感したひと時だった。
(続く)
~3大名峰と氷河特急の旅~
(添乗員同行:阪急交通社)
出発日 : 2010年7月15日(木)
帰着日 : 2010年7月22日(木)
7月17日(土)
朝、ホテルのベランダから見えたマッターホルン。
昨日の抽選で私たちはラッキー部屋を引いたことが初めて分かった。
“残り物には福がある”とは正にこのことを言うのだと思った。
でもこの時点では、それ程の感動はなかった。
と言うのは、ホテルから見えたマッターホルンには、この写真のように雲が掛かっており全体がすっきりと見えなかったから。
更に、この日はこれからもっとマッターホルンのよく見える展望台やハイキングを楽しむことになっていたのだから。

↑ ホテルのベランダから見えたマッターホルン。
雲が上部を覆っていて、あの美しい全体の姿を見ることが出来なかった。
日程表ー4に従って、ホテル(ツェルマット)を8時に出発。
マッターホルン観光(ゴルナーグラート展望台)へ。
【日程表ー4】


スイス地図:ツェルマット

ツェルマット→ゴルナーグラート展望台の関係図(スイスガイド本より抜粋)
約3000mの高所でのハイキングが組み込まれていたので、
ホテルで簡単な登山靴とナップザックスタイルに着替えて、
ツェルマットのゴルナーグラート登山電車の駅に集合。

↑ ゴルナーグラート登山電車の駅。
昼食として握り飯弁当と水のペットボトルを配布してもらい、登山電車に乗り込む。
進行方向右側がマッターホルンが良く見えるとの予備知識通りに右側の座席を捜したが既に満員状態だった。

↑ 登山電車の車窓から見えるマッターホルン。
雲でマッターホルンの完全な雄姿は見ることができなかった。
登山電車は雄大なスイス高原の緑の中を大きなシュプールを描きながら、どんどん高度を上げていった。
車窓からは間近に4000m級の山々を望むることができる。
また、マッターホルンこそ雲で完全には見えなかったが、晴天に恵まれ山裾の村や緑の草原が実に美しく見えた。
そして、終点ゴルナーグラート駅に到着。
この間、登山電車に乗車したのは約40分間だった。

↑ 終点のゴルナーグラート駅。

↑ 標高3089mのゴルナーグラート展望台。

↑ マッターホルン(4478m)は雲にまみれて。

↑ 日本国内では、とてもお目にかかれない氷の流れであるゴルナー氷河。
展望台から登山電車で1駅下り、ローテンボーデン駅(2815m)からハイキング。
更に1駅下のリッフェルベルグ駅(2582m)まで高原植物などを愛でながら高原のハイキングを楽しんだ。

↑ ローテンボーデン駅からハイキング・スタート。

↑ リッフェル湖は逆さマッターホルンの撮影ポイント。
しかし残念ながらここでも絶景写真は撮れなかった。
歩行距離約2.2Km、歩行時間約1時間30分の下りだけのハイキングの終点が見えてきた。

↑ ハイキングの終点リッフェルベルグ駅が直ぐ近くに見える。
リッフェルベルグ駅で下りの電車を待っている間に駅構内を散策。

↑ 登山電車駅のホームと三本のレール。
ツェルマットへ電車で戻って来た後は自由行動となった。
我々は日本人ガイドの付いているセネガ・パラダイスへ登り、エーデルワイスを見に行くグループ(10名くらい)に加わった。

↑ セネガ・パラダイスへ行くケーブルの駅。

↑ エーデルワイスを求めてセネガ・パラダイスのお花畑を散策。

↑ とうとう出合ったエーデルワイス。
途中、エーデルワイスや高山植物のお花畑で休憩。
するとアルプスの高原にホルーンならぬオカリナの哀愁を誘う音が響いてきた。
その方向を見ると・・・
なんと、我々のグループの一員(おばちゃん)が少し離れた岩陰で演奏している姿が・・・。

↑ オカリナ演奏。
オカリナ演奏にうっとりさせられ、エーデルワイスにも巡り合え、我々はアルプス高原散策に満足しきって元のケーブル駅に戻った。
ここにも小さな湖(ライ湖)があった。

↑ ライ湖、ここにも逆さマッターホルンの撮影ポイントがあった。
残念ながらマッターホルンには相変わらず雲がまとわり付いていた。
ふとライ湖の反対側を眺めると・・・

↑ スイス人らしい親子が湖で遊ぶ姿があった。
寒くないのかと心配になるようなとても信じがたい不思議な光景だった。
一方、ケーブルの駅では真赤なパラソルが高原の縁近くに張り出され、のんびり寛いでいるヨーロッパの観光客が見えた。
我々もここで下りのケーブルを待つ間、こんな素晴らしい高原を案内してくれた日本人ガイドさんと共にビールで乾杯をした。

↑ ケーブルのスネガ・パラダイス駅には赤と黄色のパラソルのお店があった。
再びツェルマットのホテルに戻り、夕食まで街の中を散策。
全員揃って街のレストランで夕食。

↑ 夕食を食べたレストラン。
夕食後、連泊のホテルへ戻り一日の疲れを落とした。
翌日、日の出少し前の4時半ごろ起床。
移動のため、スーツケースの整理を開始した。
5時ごろ薄明るくなったので、ホテルのベランダへ出て何気なしにマッターホルンの方向を見ると・・・。
なんと暗闇の中にマッターホルンの姿がかすかに見えるではないか・・・。
夢か幻か、どちらでもないマッターホルンがくっきりと見えてきた。
闇は明るくなるにつれ、どんどんマッターホルンの姿は明瞭になっていった。
写真を撮っているとマッターホルンの上の方から黒い雲が下りてきた。
そしてやがてマッターホルンは昨日と同じように雲をまとってしまった。
この時の時刻は午前5時30分過ぎ。
この間、マッターホルンの全体が見えたのは、わずかに30分間だけだった。

↑ 翌日の早朝、5時から5時30分の間だけ全体が見えたマッターホルン。
これぞ“早起きは三文の得”を実感したひと時だった。
(続く)