このブログご訪問の皆様、まだ皇居散策の写真が続きます。もう飽きたなどと言わないでくださいね。
会報のための“お抱えカメラマン”が、三人居る。カメラアングル、シャッターチャンス、そして何を対象に撮るかなど、それぞれに違って、とても感心し、あの時の記録としての写真を眺めている。同じところに行って同じものを見ているのに…それぞれだし面白い、素晴らしい!といつも思う。
会報を飾るエッセイや短詩形作品や散策記録文などもそうだが、写真も多くの感性が煌いている。「いちよう」の紙面は、才能でこぼれんばかり。
素敵なグループである。そこに所属させていただく私は幸せなことだと、この出会いを奇跡に近いものだとも思い、喜んでいる。
皇居東御苑から竹橋駅に近い、北桔橋門(きたはねばしもん)の城壁。むかしはこの橋は敵など不審者の侵入を防ぐため、上に跳ね上がる構造だったそうである。
まず帰りの門からのご紹介だったが、一般参観の入り口から私なりの記録の写真でご案内してみよう。会報にはとても全部は載せられないので、ここで消化することにする。
皇居の一般参観は約1時間15~30分の道程という。開始を「13時30分というグループ」に申し込んでいたので、その後はどうするか?と委員は少し早めに待ち合わせた。皇居の近くを歩いていると二階バスが止まっているところに出合った。バスの時刻表や運賃の資料をいただく。
集合時間30分前に全員の集合、点呼後、桔梗門から整列して入る。
各大名が藩の紋を彫りこんで献上する石垣。苔の生すまで…の歌を思うような苔が石に生えている。 上から二番目の真ん中の石に刻印がある。
「立ち止まらないで!眺望のいいところで立ち止まり説明があるから…」とご注意。私は歩きながらパチリ!とカメラを向ける。
上から皆さんはよくご存知の「富士見櫓」。外国人の方々も列に並んで散策。案内人の宮内庁職員が外国人向けにナンバー・スリーとか、案内図のパンフレットの番号を言う。パンフレットの番号と合っていないと気づいて呟いていた人もいたが、多分英語のパンフレットのナンバーに従っているのだろうと思うがどうだろうか?
宮内庁の前を通り、宮殿東庭に立って長和殿を見る。お馴染みの建物。ここで、新年の参賀の際、両陛下はじめ皇族の方々が手を振ってお応えになるところ。長和殿の向かって左の大きな刈り込みの植木は機械を使わず全部手で刈り込んでいると説明があった。上を整えるのは一体どうするのか想像がつかない。人が植木の中にもぐりこんでから首を出して刈るのよ…でも難しいとしか解らなかった。
次はいよいよ二重橋。これは前の記事を参照して欲しい。二重橋という名称について大方の人に誤解があったことがわかった。
約80センチ幅の石の台の上は歩かないでください、という注文。
「それじゃ、あのおなじみの二重橋ではなくて、石の橋(俗にめがね橋)が写せないじゃないの!」 仕方がないから、カメラを頭上高く掲げてどんな画像になっているか確かめもせず、シャッターボタンを押したが、まあまあの線で写っていたのでホッとした。正門石橋と正門鉄橋(二つ合わせて二重橋)、伏見櫓を遠くに見て、ここから先は、陛下ご一家のお住まいだからと、U・ターン。 (続く)