忙しいことだ。この暑いのに大変な日々を送っている。
このたびは、法事のため長野へと向かった。父が存命ならどうするだろうか?と考えると、私は如何に遠くても大変でも亡き父がするであろうように、動こうと思う。私に課せられた宿命とも思って責任を果たすべく実行している。
前回は葬儀・告別式で出かけたが、その際松代の辺りを少しぶらぶらと散策した。今回は四十九日法要。遠いので折角出かけるのだからと、懐かしく父や祖父の思い出を温めながら、善光寺周辺をぶらついた後、本家のある松代に出向くことにした。
長野新幹線東京駅ホームの利用者の皆さん。出掛けはあまり好い天気ではなかったのに長野に近づくにつれて晴れてきた。
長野駅前バスターミナルの1番乗り場は善光寺行き。駅よりの乗り場では「ぐるりんバス」が周遊していて乗り降り自由・どこでも乗車券は100円。 そのバスを利用して善光寺まで。
駅前街灯の標識はNagano Sta.とある。
父は「好い子だけが善光寺さま御仏のお加護が授かる」と、仁王様は悪い心をもっている人間はここを通さぬと、強い顔をして見張っていてくれるのだと説明した。
「こわ~い」と感じた。そうして幼いながらも善い心、優しい心、正しい心で生きていくことを理解させてくれた。
仁王門 仁王門は宝暦二年(1752年)に建立されましたが、善光寺大地震などにより二度焼失し、現在のものは大正七年(1918年)に再建されました。この門には善光寺の山号である「定額山」の額が掲げられています。
仁王像並びに仁王像背後の三宝荒神・三面大黒天は共に高村光雲・米原雲海の作であり、その原型は善光寺史料館に展示されています。(善光寺公式ウェブサイトから)
山門 寛延三年(1750年)に建立された二層入母屋造りの門です。屋根は大正年間の葺き替え時に檜皮葺きとなりましたが、平成十四年から十九年にかけて行われた平成大修理において、建立当時と同じサワラの板を用いた栩葺き(とちぶき)に復原されました。
楼上には輪王寺宮筆の「善光寺」と書かれた額が掲げられています。これは通称「鳩字の額」と呼ばれており、3文字の中に鳩が5羽隠されています。更に「善」の一字が牛の顔に見えると言われ、「牛に引かれて善光寺参り」の信仰を如実に物語っています。(善光寺公式ウェブサイトから)