これは高積雲? うろこ雲とかいわし雲と言われる小さな雲が集まっているから、巻積雲ですね。
午後の、そろそろ夕方となる薄っすらと赤く染まった雲で、夏本番が待たれるところだ。風が出てきたので肌に涼しい。
ざわざわと木の葉を揺らす風。通り過ぎてゆく風の姿。ゆれて楽しんでいるような木の葉たち。
この写真は上のものとは別の日に撮ったもの。
今、モッコクの樹も白い小さい花を一杯につけている。樹の下をみるとその小さな花が一杯に落ちている。このあと緑の小さな小さなラッキョウを逆さにしたみたいな形の実を付けて、秋にはそれが紫めいた黒い実になるどこにでも眼にするあの実である。
これは蘇鉄。一年中変わらない元気さで葉の色艶もつやつやと光っている。ただ元気すぎて葉っぱの先に手が触れると痛いのが気になるくらいだ。お墓にお供えするときも他の花たちに添えて一葉を組んで供えると、鮮やかで彩りのよい花たちは早く枯れるけれど、この蘇鉄だけは結構長く生き生きとした緑色で、安心させてくれるから、庭からいつも切り取って添えることにしている。
近くの散歩道に、トウカエデの並木がある。
ひところ騒がれた、ど根性大根を彷彿とさせる樹がある。
大根はアスファルトの狭い割れ目から頑張って太く成長しているさまがテレビで取材されたが、この一本のトウカエデは、ガードレールにも負けじと幹を年々太くしている。
それがなんと! 私は恐れおののく…。
まるで今、成人病になる危険性をはらんだ話題の単語、“メタボリックシンドローム”の中年以上のお腹みたいに、少しずつせり出しているのである。
ちょっと慌てて写真に収めた。ピンボケをお許し下さい。
横から(右から左から)眺めて、このど根性さに思わず「お前は偉いねぇ」と、うなってしまう。トウカエデの樹、メタボリックさんは頑張っているけれど、このガードレールが古くなって取替え時には、この道の管理の人はどのような処置をとるだろうか?…と静観している。
問題のメタボリックさんは、一番手前の樹。
後姿?は凛として立派だ。
実は4年前ごろから、この樹をキャッチしている。今日久しぶりに以前の写真(パワーポイントで作成したアルバム。BGMを入れて説明の言葉をニュース番組で表現するようにアニメーションで動かしたりした、アルバムを作成した。その中の1画像だけコピーする技術はないので、ここに現せないのが誠に残念。)と比べると完全にメタボリックの症状は進んできている。
私はこのメタボリック君の姿に刺激を受けて、慌てて近くのスポーツクラブに足を運ぶ。1回300メートルくらいは、どうにか息切れしながら泳いで来るのだが、焼け石に水程度なのだろうか?
すご~く疲れるから、折角運動しても食べたくなるから、仕方ないね…と、効果もあまり期待しないで、諦めている部分が大いにあるのだ。