いちよう:二千和会だより

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歯科医療

2008年07月13日 | SO-Color

 なんて幸運だったのだろうと思う。歯肉に赤い斑点が消えないので歯根にヒビが入ってしまったことが判明、そんな瀕死の歯根が助かったのだから嬉しい!
 以前のブログ(←クリック)に私の歯を一旦抜いてから治療して元の位置に埋め込む歯科手術をして頂いたと報告した。
 今現在、歯は落着いてあるべき位置の歯肉に納まっている。この画期的な手術をしてくださった中川先生が教育家庭新聞〔5月24日版)にインタビュー記事として掲載されたことを知った。
    東京歯科大 4階「保存科」待合室から玄関前を写す。白い花のような木はヤマボウシ



 外傷を受けた歯を再び植えるなんて…抜け落ちた歯は捨てるしかなかったのに…。特に子どもたちがスポーツや遊びのなかで、思わぬ事故に遭遇してしまい、歯を傷めることがあった。
  虫歯でもない健康な歯が傷を負い、抜くしかなかった歯、どうしようもなかった歯だった。そんな時子どもの歯は助かるのだって!
 それこそ捨てるなんて、勿体無い!

 傷を負った歯でも、歯根膜を「ティースキーパー『ネオ』」という薬・保存液に浸して、48時間(たとえ土曜日に事故が起こったとしても、月曜日までは保存したいという)は口の外にあっても自分の歯として再び役にたつようにしたいと中川教授は考えられて、研究開発された。本当に画期的な研究成果だと、特に弱い歯をもつ人間は敬服し感謝である。


 この薬は、ここ東京歯科大ばかりではなく、一般の歯科医院や学校に歯の保存液が置いてあるそうなので、参考までにお知らせしますね。
 左の小さい方の新聞記事コピーの右側上に掲載されている「歯根膜を守り再植を可能に」の見出しの欄が話題の保存液についてが書かれている。

 とにかくもう抜くしかないのかと諦めかけた歯を持っている者にとっては、嬉しくて小躍りする気持ちである。悪くなった歯の、根の部分はまだ傷みが少ない訳で、少しでも自分の歯を活かして使えるようになった道が開かれたのだ。中川寛一教授にありったけ感謝いっぱいを捧げたいと思う。