医療機器はさまざまな進歩をとげています。その中にカプセル型の内視鏡があります。その名のごとく、薬のカプセルほどの大きさのカプセルの中に画像をワイヤレスで送信できるカメラを搭載して、それをそのまま飲み込み食道から大腸や直腸までの様子が観察できるというものです。価格はたしか数百ドルだったと思いますが、もちろん使い捨てで(消毒しても再利用には倫理的?精神的?な負担があります)今のところコストに問題があります。
そんなカプセル型内視鏡ですが、そんなもったいない使い方をするのではなく、これまで通常の胃カメラを使用して一部の患者さんが嚥下に辛い思いをしていた場面で、このカプセル型内視鏡に紐を付けて、食道の静脈瘤を観察するためだけに使い、使用後回収すれば(もちろん口からです)、コスト・ベネフィットと同時に汎用性が高まるのではないかという報告が最近なされました。
Jornal of American Gastroenterology. 2005;100:1065.
(インパクトファクター★★☆☆☆、研究対象人数★☆☆☆☆)
Feasibility and safety of string wireless capsule endoscopy in the diagnosis of esophageal varices.
対象患者は肝硬変により食道静脈瘤が疑われた30人(平均年齢54.4歳)で、全例で紐が切れたりカプセルが消失したりする事がありませんでした。平均観察時間は5.8分で、これまでの胃カメラでその後観察した結果、正確度は96.7%で、苦痛もほとんどありませんでした。全体の83.3%の方がカプセル型内視鏡を好みました。
単純にカプセル型内視鏡に紐をつけただけですが、素晴らしいアイデアです。食道の観察に関しては、数年後にはこれが主流になっていくかもしれません。
百聞は一見にしかず↓
http://www.gihealth.com/html/test/given.html
今は何位かな?
そんなカプセル型内視鏡ですが、そんなもったいない使い方をするのではなく、これまで通常の胃カメラを使用して一部の患者さんが嚥下に辛い思いをしていた場面で、このカプセル型内視鏡に紐を付けて、食道の静脈瘤を観察するためだけに使い、使用後回収すれば(もちろん口からです)、コスト・ベネフィットと同時に汎用性が高まるのではないかという報告が最近なされました。
Jornal of American Gastroenterology. 2005;100:1065.
(インパクトファクター★★☆☆☆、研究対象人数★☆☆☆☆)
Feasibility and safety of string wireless capsule endoscopy in the diagnosis of esophageal varices.
対象患者は肝硬変により食道静脈瘤が疑われた30人(平均年齢54.4歳)で、全例で紐が切れたりカプセルが消失したりする事がありませんでした。平均観察時間は5.8分で、これまでの胃カメラでその後観察した結果、正確度は96.7%で、苦痛もほとんどありませんでした。全体の83.3%の方がカプセル型内視鏡を好みました。
単純にカプセル型内視鏡に紐をつけただけですが、素晴らしいアイデアです。食道の観察に関しては、数年後にはこれが主流になっていくかもしれません。
百聞は一見にしかず↓
http://www.gihealth.com/html/test/given.html
今は何位かな?