次太夫堀公園
とまりぎ
成城学園駅から世田谷区の次太夫堀公園へ行く。
奥の民家園には、民家が三軒移築されている。
このうちの真ん中の一軒へ入る。
入口に「さかや」と書いてあるが、酒がおいてあるわけではない。
囲炉裏があって、火が入っている。
しばらく火が入ってない時期があったのは、大地震の影響とのことだ。
管理の人がいて、そう説明してくれた。
屋根が藁葺きだから、毎日囲炉裏に火を入れるのが望ましいのだ。
奥の縁側に座って、友人が来るのを待つ。
近くに住んでいるので、よく来ているとのことだ。
程なく来た友人は、先週ロスアンジェルスから帰ってきたばかりだという。
目的を達して帰ってきたようで、落ち着いていた。
三軒のうちの、一番南にある平屋へ移動して中へ入る。
どうも「かいこ」がいるような雰囲気だが、動きが弱いので聞いてみると、本物だ。
孵化からあまり日数がたっていないので、まだ小さい感じだがしっかりと桑の葉を食べている。
友人の故郷は新潟だそうで、「かいこ」を見たことがあるとのことだ。けっこう詳しかった。
民家園ではいろいろなことを見せてくれるが、ここまでやるとは思わなかった。
いずれ絹糸から布まではつくることになるのだろう。