武者小路実篤が晩年に住んだ土地は、 野川へ注ぐ支流によって削られたあたりを見下ろす高台からこの支流の近くまでの斜面を利用している。これを毎日上り下りしていたら、腰痛にはなりにくかったろう。90歳という長命の秘密のひとつかもしれない。
高台の正門からは京王線仙川駅、下の現在の記念館側からは同じく京王線つつじヶ丘駅が近い。
講談社学術文庫「バーナード・リーチ日本絵日記」柳宗悦訳、水尾比呂志補訳を読むと、・・・・「白樺派」の人たち、画家の梅原君、安井君、音楽家の柳兼子夫人、著作家の志賀、里見、武者小路、長与、柳、そして建築家の谷口君など・・・・熱海での集りで会って、武者小路実篤の横顔のスケッチを残している。