院長が最近頻繁にノラボーノラボーと言って取り上げる野菜があります。
地元五日市で獲れる野良坊菜は菜花の一種で、五日市周辺では、
江戸時代に伊奈備前守がタネを配布して栽培をすすめ、天明・天保の飢饉のとき、
このおかげで多くの住民の命が救われたとされる、あきる野民には
所縁のあるお野菜。
今が収穫真っ盛りで、クセの無い菜っ葉であるノラボーはおひたしで良し、
胡麻和えでよし、味噌汁でよし、天ぷらでよし、と万能野菜です。
ただ、今の時期は患者さんに山ほど頂いたりするので、それら全部をやっつけるのも
一筋縄ではいきません。
今回は一気に片をつけようとたっぷりのノラボーを使ってカレーを作りました。
両手にこぼれるほどのノラボーを使いましたが、思ったような緑色が出ませんでした。
グリーンカレーというくらい緑にするなら、レジ袋一杯くらいのノラボーを
使う必要がありそうです。
次回はそうします。
作り方をざっと説明すると・・・
どっさりのノラボー(小松菜やほうれん草可)を茹でてフードプロセッサーにかけ
ペーストにする。
フライパンではクミンを炒め、玉ねぎ1個を足してざっと炒め、ニンニク、生姜を
加え、さらに炒め、カレー粉、カットトマトの水煮缶、様々なスパイス、
少量のチキン、水を加え軽く煮込む。
ペーストのノラボーも合わせ、全体を馴染ませ、味付けをしたら完成。
カレーはいつだって構えずに楽に作るのが美味しい。