院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「新境地カレー。」

2008年11月07日 06時40分48秒 | 
ケンタロウの本で「野菜ばっかり」という本がある。

なんでも、野菜だけでカレーを作ったところ、そのあまりの美味さに驚いた

ということがきっかけで作った本だそうです。


確かに。


野菜の美味さって驚くことがあります。

それはやはり野菜だけで作った料理でないと、公正な判断は出来ないよね。

例えば野菜だけでカレーを作るって言ったって、ルーを使ったのでは野菜だけの

旨みとは言えない。

ルーにはコンソメなどの旨み成分がはじめっからたっぷり入ってる。

試しにルーだけをお湯で溶いてご飯にかけて食べてごらんなさい。

具なんか全く入れなくたって、美味しく食べられてしまうから。


だからルーを使ったカレーに野菜を入れても「野菜ってほんとうに美味しいね」とは

ならないのです。


言ってることわかる?


もちろんルーのカレーに野菜だけを入れるのも全然良いのだけど、

野菜の純粋な美味しさに驚きたいのであれば、野菜オンリーでカレーを作るといいと思う。


それこそ野菜ならなんだっていいんじゃないかね。


今回は奥さんの実家からダンボール一杯の野菜が届いたのでそれらをやっつけるべく

早速野菜カレーにしました。







                  (作り方)


1) 深鍋に油をしき、クミンを炒め、プチプチいってきたら1個分の玉ねぎスライスを

   投入し、色づくまでいためる。

2) 玉ねぎが色づいたらニンニク、しょうがのミジンを加え、炒め合わせたら

   トマトを投入。全体をよく混ぜながら炒める。

3) そこにターメリック、チリパウダー、コリアンダー等のパウダースパイスを入れる。

   ヱスビーとかのカレー粉でも全然オッケー。

4) よく混ぜたら、食べやすい大きさに切った野菜を入れる。

   今回は大根、かぶ、にんじん、ジャガイモ、サヤ付の大きい豆、ごぼう、ナス、

   カリフラワー、白菜・・だったかな。

   とにかく鍋にたんまりと、ものすごい量です。

5) 軽く全体に塩をしたら、これらが鍋底で焦げないように弱火でよく混ぜて水を1カップ足して

   蓋をして40分ほど煮込む。

6) 味を見てぼやけた感じなら、塩を足して味を調える。



このやり方ならまぎれもなく「野菜は美味い」といえるでしょう。

難しくはないのだけど、ポイントを挙げるなら1)の油ですかね。

多めに使います。  多めって大さじ2くらい?


いえいえ、ズバリ、半カップです!

それくらい思い切った油使いをしてください。


まぁあとはやたらと水を足しすぎないってことでしょうか。

野菜からもたくさん水が出るので、蓋をして弱火で煮込めば、そうそう焦げる事はないです。


これをカレーだというと異存のある人もいるかも知れんが、

「スパイスを使った煮込み料理で、作り手がカレーだと主張するもの」は

全てカレーなのです。


それにしても、こんなにたんまりと野菜の入ったものがあれば、正直、

これだけ食ってりゃ病気はしないと思いますよ。


しかしこのカレーは体にいいこともありがたいのですが、一番の特徴は

信じられないくらいウマイのです。

ウレシイ。