院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「新世界。」

2008年12月26日 06時40分23秒 | ノンジャンル



今年は自分へのクリスマスプレゼントということでヘッドフォンを買った。

普段は車の中でしか音楽を聴かないのだけど、それは自宅だと騒音を

つい気にしてしまうから。


メモリープレーヤーはあるんだし、ヘッドフォンのいいやつがあれば寝る前や、

ちょっとした一息の際に音楽を大音量で聴けるんじゃないか?と思ったわけです。


ただヘッドフォンは星の数ほどあるし、値段も1500円くらいから8万円くらいまである。

そこでいろいろ下調べをしたのだけど、ヘッドフォン選びってすごく面白いんです。

何が面白いかって、選ぶための要素というか基準がたくさんあり、誰にとっても

素晴らしいヘッドフォンなんて存在しないってとこなんです。

人の数だけ正解があるといっていいかな。

まぁ物事はだいたいそうなんだけどさ、少なくともヘッドフォン選びは

オーディオ選びよりは奥が深いと思う。


まずは選ぶ要素を大きく挙げてみると、音質、デザイン、装着感、スタイル、価格等なんだけど

一つ一つがまた細かい。

例えば、音質だって「音がイイ」とか「音がよくない」ということがそもそも無い。

低音が強いのが好きって人もいるし、低音は疲れるから嫌いって人もいる。

これだけで正反対です。

主にポップスを聴く人とクラシックを聴く人では求められる性能がやはり違う。

これはホントに試聴してみるしか方法は無いです。

自分のメモリープレーヤーを店に持っていって片っ端からサンプルとして置いてある

ヘッドフォンに突っ込んでいろいろ聴いてみる。


これが面白いのよ~

製品によって面白いくらい全然違うのだから。

院長なんて店に1時間くらいはいましたね。

ずっと聴きっぱなし。

オーディオショップでもっとたくさん種類があればもっともっといたかもしれない。

自分の趣向なんてそうやって改めていろいろ聴いてみないとわかならないもんなんだね。



あと付加機能のついたもので、例えばノイズキャンセルというのがある。

外からの音に干渉するような逆向きの音をだしてノイズを打ち消す

という仕組みらしいが付けてみると、とても不思議な感じ。

スタジオなんかの消音ルームはこんな感じかもしれない。


で、音楽を聴く際に外からのノイズが極端に少ないため、音楽をより純粋に

楽しめるってことなんだろうけど、ノイズキャンセルだから音がイイ

ということにはならないのね。


そのヘッドフォンがどういう音質特性かはノイズキャンセルとはまた別の問題だから

確かにノイズキャンセルは効いてるけど、好きな音じゃないということも全然アリエール。

君とアリエール。


院長は結局低音寄りのドンシャリが好きってことがわかりました。

そもそもドンシャリなんて聴いてみて初めて「これが世に言うドンシャリか~」

ってそのとき分かったくらいですから。


イイ音が出るスピーカーというと真っ先にボーズを挙げる人が多いと思うけど

院長は実際に聴いてみて、ボーズがいいと思えませんでした。

ただ、確かにはっきりとした個性というか特徴はあるので、好きな人は好きでしょう。



大きさやカタチを含めてスタイルとしましたが、これは耳に当たるイヤーパッドが

耳に直接ぴたっと当たるのか、耳を大きく覆ってしまうのか、それによって装着感は

変わるし、遮音性にも影響します。


電車で聴くなら遮音性は大事だし、家で聴くならさほどこだわらなくてもいい。

そしてヘッドフォンのサイズもイヤーパッドの大きさで決まります。

音が好みでも、サイズが大きければ携帯性は悪いし、外で聴く人には向いてない。

音源が大きいサイズのコンポなのか、携帯メモリープレーヤーなのかでやはり

選ぶものは違うし、もちろん予算も大事。


ライフスタイルや好みが十人十色である以上は、ヘッドフォンの趣向もやはり

十人十色であるはずで、いま使っているイヤーフォンを一度ヘッドフォンに変えてみるだけで

今まで聴いていた音楽さえ違うものに聴こえてくる可能性は大きいです。



とにかく言えることはメーカーで選ばずに自分の耳と直感を頼りにとりあえず

試聴してみるというのはとーーっても大事だと思います。

もちろん普段聴いている音楽で試聴するのだよ。