もうすぐ秋彼岸、お墓参りに行かれる方も多いことでしょう。
その際にはぜひ、墓石の点検を。
なんのこっちゃと思われるかもしれません。
実は前日もあるお宅の納骨の打ち合わせで墓所を点検した時のこと、竿石とその上に載せた笠状の石がかなりずれていて非常に危ない状態だったことが発覚しました。
3月11日の地震以来何度となく細かい地震が起きていますので、そのせいで少しずつ石がずれてしまったようです。
石と石がきちんと接着剤で止めていなかったり、古くなって接着剤がはがれてしまっていたり、あるいはまったく接着していなかったりと危険な墓石もあるはずです。
最近は木造建築の耐震検査の必要性が説かれていますが、墓石も同じです。
重い墓石が落下すれば当然石にも傷が付きますし、隣のお墓を傷つけてしまうこともあります。また、何よりも危険なのは落ちてきた石が人に当たってしまうこと、大けがに繋がってしまいます。
防災対策として、墓石の点検も忘れずに行いましょう。最近は石と石を接着剤で止める以外に石の中心に心棒を通してバラバラにならないようにする工法もあるようです。