昨日A寺さんの本堂の落慶式に出席してきました。
新しい本堂は木造で優しい趣が有り庫裡と本堂のあいだには客殿も作られていました。
前の本堂は160年ほど前に建てられもので数年前に本堂が軋む音を聞いて耐震性を調べてももらったところ耐震性ゼロということだったのだそうです。その後しばらくはキープアウトの黄色いテープが本堂の周りに張り巡らされ物々しい雰囲気でした。
そのあと、中の仏具等を搬出し、本堂は解体され更地に。
昨年の東日本大震災時、おそらく関係者方々はもし本堂がそのままだったら大惨事なっていたかもしれない。早く気がついて解体しておいてよかったと思われたのではないでしょうか。
新しい本堂にはリフォームされた仏具や欄間などが使われています。伝統を残しつつ新しく生まれ変わった本堂、とても心地よく感じられました。
これから少なくても何十年、あるいは100年以上住職はじめ檀信徒の方々、地域の方々のよりどころとして守られていくことでしょう。
人と一緒に本堂も熟成されていくことと思います。
本当におめでとうございます。