今月の標語は「人は一人では生きられない 身のまわりの全ての縁によって 生かされている」です。
どんな人でも生まれるときは誰かの手を借りずに生まれることはできないし、それから成長するにあたっても誰の世話にもならずに生きられませんよね。
大人になっても、いろいろな縁によって生活する。
そうしていろいろな人とのかかわりで生きてきたのです。
なのに死ぬときになると誰の世話にもなりたくないという人が増えてきていますね。
生きるということは自分の力だけではなくいろいろな人のおかげで成り立っているのに。
誰の世話にもなりたくないというのは一見相手を思いやるように見えますが、見方によっては傲慢とも受け取れるのではないでしょうか。
迷惑をかけたくないという気持ちもわからないではないが、それはお互い様のこと。
いままで生きてきたなかで面倒を見たり見られたりをさんざん繰り返してきたのに何を今さらという感じがしないでもない。
むしろ今まで支えてくれてありがとうという感謝の気持ちを持つことこそが大切なのではないでしょうか。
そのことを通じて心が通い合い、支えあうことで生かされている。
そのほうがずっと幸せな人生になるのでは?