今月の標語は「手を合わせ 互いの心を拝みあう その空間が ほとけの世界」です。
言葉にするとわかりにくいですね。
たとえば、インドとかネパールとかで手を合わせて(いわゆる合掌の形)で「ナマステ」と言う挨拶の仕方を目にしたことがあるのではないでしょうか。
ナマステというのも南無というのも元は同じ語源だとか。
日本でも仏様の名前に南無とつけて南無妙法蓮華経、南無阿弥陀仏、南無薬師如来等々唱えて手を合わせることがありますよね。
これは仏様に帰依(信仰し頼ります)しますという意味なのです。平たく言えばお慕いします、おすがりしますといった感じでしょうか。
とすると、ナマステという挨拶の仕方もあなたのことを敬いますという心の表れを表現した形といえるでしょう。
人間同士においても仏様に対するように拝んでお互いを敬うことが大事だというのが今月の標語の意味ではないでしょうか。
仏様に対するような気持ちで相手に接すると、そこにほとけの世界(空間)が広がる・・・とイメージしていただくとよいのでは。