老齢で食事も食べられなかったボタンちゃん、このごろ少し食事がとれるようになりました、そのせいか顔の表情もしっかりして散歩するときも並足程度の速さで歩けるようになりました。脚の関節が曲がりにくくなっているので立つ座る等ではふらふらして脚に力が入らないし、食事にしても人間が皿を近づけてやるとようやく食べられる状態。
至れり尽くせりの看護体制がよかったのでしょうが看護する人間は大変です。
(どこで寝ても排泄をしてもいいようにホットカーペットを敷きその上にペットシートと毛布を敷いて対応。)
獣医さんによると毛艶もいいし歩けるのでまだまだ大丈夫でしょうとのこと。
一方空さんのほうは点滴と飲み薬、インシュリン投与などで少し状態がよくなってきました。尿検査のたんぱく値や糖の値も改善されています。
(ひさしぶりのお散歩と日光浴、チビタ君がまとわりついてお供をしてくれています。ぐったりして寝たきりだったのがやっとここまで改善しました。)
ただ獣医さんの話ではボタンちゃんは雌なので回復することもあるけれども、空さんは雄なので一度悪くなったものはよくなることはないのだそうです。二匹とも高齢なので見放すわけではないけれど、無理やりいやなことをさせるより好きなようにさせてあげるのがいいのではとのこと。
どこまで寿命が伸ばせるのかはわかりませんが、せっかく縁あって一緒に過ごした命ですからすこしでも長生きしてもらいたいものです。
動物も人間も老いるということはなかなかに大変なことのようです。
<日蓮聖人のお言葉>
「日蓮幼少の時より仏法を学び候しが念願すらく人の寿命は無常なり、出づる息は入る息を待つことなく風の前の露なおたとえにあらず、賢きも愚きも老いたるも若きも定めなき習いなり、されば臨終の事を習ふて後に侘事を習ふべし。」