本日、日蓮宗山梨県第四部檀信徒協議会の総会が開かれました。
まず世界平和祈念音楽法要に続いて総代・役員研修会、定期総会と進んでいきます。
今年の研修会は法華千ケ寺参り(日蓮宗のお寺の御首題を集めていらっしゃる)をされている千ケ寺さんこと平山徹さんの講演です。
御首題とは神社やお寺でご朱印帳に朱印をいただくことがありますよね、その日蓮宗バージョンといった感じでしょうか。
日蓮宗のお寺の場合は「南無妙法蓮華経」を書くのが一般的、それで御首題と呼び習わしているのです。
そして千ケ寺参りというのは日蓮宗寺院千ケ寺の御首題を集めてまわるという日蓮宗に伝わる独特な寺院参詣の修行方法で昔から行われているものなのです。
平山さんはすでに千ケ寺をクリアし今でも御首題集めを続けておられすでにその数は千五百ケ寺を超えているとか。
千ケ寺参りをはじめたきっかけはたまたま書いていただいた御首題の美しさに魅了されてしまったからとのこと。
千ケ寺達成するにはいろいろな苦労もあったけれども感激することもたくさんあったとか。
その中で印象的だったのは日蓮宗のお寺を探すのが大変だったことと孤独な作業なので仲間がいるといいのにと思っていたということ。
たしかに観光名所や本山クラスの有名な寺院は探しやすいですが有名でない普通のお寺を見つけるのは大変です。
四国霊場のようにルート化されてパンフレットになっているわけではないですから。
江戸時代なら千ケ寺参りという偉業を成し遂げた人は尊敬される存在だったのですが、今の時代千ケ寺参りにチャレンジする方も少ないでしょう。
そんな状況のなかでは仲間に巡り合えないということもありますよね。
これから日蓮宗でも千ケ寺参りがしやすくなるような仕組みづくりを考えていくらしいのですが、いつか四国霊場のようにたくさんの方が千ケ寺参りをするようになってその中で仲間もできるようになるという時代が来ることを期待したいものです。
当寺でもご朱印あるいはご首題をいただきたいという方がよくいらっしゃいますが、たいていの方は1冊の朱印帳に神社や他宗派のお寺のご朱印が混在していることが多いのですが、最近は日蓮宗寺院のご首題だけを集めていらっしゃる方が増えているような気がします。
これからはいよいよ千ケ寺参りのブーム到来か?