清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

迷い犬のその後

2014-06-26 11:09:00 | Weblog

先日保護した迷い犬、あちこちのお店や掲示板に犬を保護していますというチラシを貼ってもらい、周辺の獣医さん数軒にも直接出向いて事情を説明し心当たりがないかどうかを確認。

獣医さんではこういう体型・色の犬は多いんだよねとか似ている犬を知っているのでと飼い主のお宅に電話をして確認してくださるなどいろいろ協力していただきました。

しかし、1日たっても何の進展もない。

ところが昨日保護した犬を預かってもらったお宅を通りかかった方が「この犬○○さんちの××ちゃんじゃないかしら」と声をかけてくださったそうです。

そこでその方に○○さんのお宅に行ってもらったところ、何度も脱走してあんな犬はもういらないといって犬小屋も片づけてしまっているとのこと。リードごと脱走するのはちゃんと係留されていないからで飼い主の問題だと思うのですが。○○さんはご高齢の男性なので犬の管理は難しくなっているのかもしれません。

そんな状態でその犬を飼い主に戻せばまた同じことの繰り返しになるのでしばらくは預かっていただいているお宅に置いておくことになりました。そのお宅では最近老齢の犬をみとったばかり、もしこのまま飼い主が飼う気がないなら引き取ってもよいと言ってくださり一安心。

各所に貼ったチラシを回収し、獣医さんたちにも顛末を報告。

すると獣医さんの一人が予防注射(狂犬病)はどうなっているのかしらという疑問を提示、そこで市役所に確認したところ○○さんという▽▽地域にすむ方の犬の登録はありませんとのこと。

保護犬が鑑札を付けていなかったのは予防注射を受けていなかったからかもしれません。狂犬病の注射をしていないとしたらきっとフィラリアの薬も飲んでないでしょうね。ちゃんと健康診断をしてもらわないといけないようです。

犬の様子はというと落ち着いて預かっていただいているお宅の方にもなついているようです。

しかし庭に犬小屋があるのに雨が降ってもわざわざ道路からよく見えるところに座っています。もしかしたら飼い主が迎えに来てくれるのを待っているのかもしれません。そうだとしたら不憫ですね。

どんな飼い主でもやっぱり恋しいのでしょう。

動物を飼うということは本当に大変なことです。最後まで責任を持って飼う、看取ることができなければ飼うべきではないと思います。

ところで、うちの老犬ボタンちゃんはますます弱ってきて立ち上がるのも歩くのもやっとで寝ながら排泄しています。

しかしシリンジで栄養食(カロリーエース、ヤギのミルク等)を与えているので毛艶はいいし、良いうんちも出ています。心臓の薬を飲ませているもののちょっと動くだけでハアハアと息づかいが荒くなります。心臓がだいぶ弱ってきているのでいつまで持つか予断を許さないところです。

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