赤信号みんなで渡れば怖くないというギャグがありましたよね。
ギャグだけの世界かと思いきや現実にも同じようなことがあるんですね。
以前タクシーに乗っていた時、対向車線からいきなり車がこちらの車線に入って直進してきました。
あわててタクシーの運転手さんが注意すると、その運転手は「渋滞していたから」と言い訳。
自分の走っていた車線が渋滞しているのですいている反対車線に入って渋滞している車を追い越そうとしていたということでした。
一歩間違えると大事故、正面衝突につながる危険な行為、しかし運転手は悪びれることもない、年は60代か70代だろうか、十分に分別のある年齢だと思うのだが、あまりに情けない。
また、ある時は間違ったごみの出し方をしている人を注意したところ、「みんなやっているんだから何が悪いんだ」と逆切れする始末。もう長老といった年齢の方なのに。
恥ずかしいという感覚がないのだろうか。
なぜルールが守れないのか。なぜ自分勝手な行動がとれるのか。
今どきの若いものはというのは昔から若者に対する批判の言葉だが、その言葉はそっくりそのまま今どきの年寄りに当てはまるのかもしれない。
ワールドカップではスタジアムのごみ拾いをする日本人サポーターが賞賛され、日本の文化度の高さが評判になっていましたが、日本の日常生活ではどんどん文化度が下がっているようで残念です。
日本の文化は恥の文化と言われ、現在高齢者といわれる方々はその教育を受けてきた世代のはずなのに、いったいどうしてしまったんでしょう。
恥を恥とも思わない、相手の事を思いやる想像力もない、自分さえ良ければという自分勝手な生き方はあまりにも悲しすぎる。
自分の幸せは単独ではありえない、周りが幸せになって初めて成し遂げられるということに気が付いてほしいものです。