昨日、鶴岡市は三川町に対して、市と三川で構成している消防事務組合と衛生処理組合の二つの組合を解散することを申し入れました。
市長は同日の記者会見で「自立なら(消防、ごみ処理なども)町独自でやるべき。整うまでは委託は可能だがずっとはあり得ない」と述べたとされます(29日付荘内日報による)。
二つの組合が、合併を前提にして三川の負担を低くしているのは事実ですから、三川が合併を取りやめるとすれば、この負担を適正なものに見直せばいいことです。
さらに、事務組合を解散するとしても、三川の依頼があれば、三川の消防や衛生処理の委託を受けることも、三川が応分の負担をするならば当然あり得ることです。
そういうことを一方的に放棄して、「合併に応じない三川には、何にも協力しない」というのでは、どうみても「報復」であり、力の強いものが弱いものを苦しめる「いじめ」と言うしかありません。
住民の切実な要求であるゴミ処理や命に関わる消防を合併強要のネタに使うなどという態度は、行政の長として品位を欠くものであり、合併賛成の人にとっても見苦しいものでなのではないでしょうか。
良識ある市民の皆さんの声に耳を傾け、こういう態度を改めるように、市長に迫っていかなければなりません。頑張ります。
(丸岡夕景)
12月5日から12月定例市議会が始まりますが、その議案の大要が今日説明されました。補正予算(年度当初の予算を年度途中で修正すること)と条例(市の決まり。国で言えば法律にあたる)制定・改正などですが、主なものを挙げると、
(霜が降りた昨日の早朝の公園)
☆原油価格高騰による支出増が11件・6千万円以上。
☆介護保険関係で国・県からの補助金7100万円ー介護予防拠点施設や施設の緊急通報システム(ナースコール)、筋トレマシーン設置など。
☆地域包括支援センターで不正常な会計処理があったことの修正。
ルール違反は重大です。問題点を明らかにしなければなりません。
☆長沼小学校体育館耐震補強工事1854万円。
市内51小中学校すべての計画を立てることが求められます。
☆集落営農に関わる農業用機械の購入等補助金3407万円
大規模農家・共同して規模拡大する農家だけに支援する施策。9割の農家は「切り捨て」られていく。
他に、市長説明も示されました。(前もって原稿が示される訳です)
三川町との合併問題について、「三川町長から突然の申し出があり・・誠に遺憾」「三川町議会の意思に基づく三川町の意向の推移を静観」などとしてありました。
要するに「自分の方から合併を申し入れて来たのに直前になって取り消すとは腹立たしい」「町長は合併を撤回してきたが、町議会が合併を進めてくれることを黙って待っている」ということかと思います。
私は、今議会では共産党議員団を代表しての総括質問ですので、当局提案全般について、市民の立場から質すために、これから1週間ほどの期間に、色々調査しなければなりません。
一年生議員には大変な仕事ではありますが、精一杯頑張ります。
(昨朝の草原)