関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

鳩山辞任、マグマグドサシライネヨ

2010年06月03日 | 政治全般

 鳩山首相の辞任に対して、首相個人の問題にしようとするマスコミ報道が一日中流されているようです。

 確かに鳩山氏は、普天間基地「国外移設、少なくとも県外移設」という自分の発言を「あれは党の公約では無かった」と言うような、アキレタ言動を繰り返しました。
 閣僚のそれぞれ勝手な発言を正すこともできませんでした。
 まず、政治家個人として資質が疑われたことは間違いありません。

 しかし、今国民が批判の目を向けているのは、鳩山氏や小沢氏の「金」の問題で説明責任を果たそうとしないこと、後期高齢者医療制度「即時廃止」の公約が「4年後」に後退したこと、労働者派遣法「抜本改正」の公約が16%の派遣労働者にしか影響が及ばない「ささやかな修正」にすりかわっちゃったこと、そして普天間基地問題・・。
 と、財界とアメリカになんにも言えない民主党自身の立場・政策そのものです。

 国民は昨年の総選挙で、「これまでの政治は、もう変えて欲しい」という断固とした意思表示をおこないました。
 その意思に答えて「政治を本当に変える」ことが、民主党ではできないということがわずか8ヶ月ばかりで明らかになった故の辞任です。
 
 ソゴラヘン、マグマグドサシライネヨ(ゴマカサレないように。有耶無耶にされないように)、事態の本質をしっかり見抜いていきたいものです。

 今頃何ですけど、5月16日のアラビアンナイトのような月と金星。
 ちょっと苦労して撮りました。