関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

ペットロス

2014年05月29日 | よろず



実は二匹目の犬を飼っていますが、この犬をご紹介する前に、昨年まで時々ブログに載せていた犬の死をご報告しなければなりません。

愛犬「カイ」が昨年6月20日に他界しました。
家族以外の人には心を許さない、柴犬らしい性格の犬でした。享年5才と11ヶ月。
先天性の免疫系の病気(白血病のようなものだとか)でした。

一家で涙にくれました。
今思い出しても胸が締め付けられるようですが、ようやく「公表」する気にはなった訳です。
ペットロスが人間に深刻なダメージを与える事があるとは聞いていましたが、実体験させられました。

二女が中1,長男が小2の時に我が家にやってきたカイは、それからの家族の暮らしの中に常に存在していました。
家族一人一人が日々犬と戯れて喜びを味わい、人に言えない怒りや悲しみが湧いた時には、癒してももらいました。
家族の最大のイベントであった夏のキャンプは、主役として盛り上げてくれました。
「家族の一員」とはそういうことだったかと、後になって納得しました。

その犬の死の悲しみから救われたのは、すばらしい医療者の方々に出会えたからです。
亡くなる数ヶ月前から調子が悪く、ある獣医さんを受診していましたがそんなに心配もせず、「どうもおかしい」と遂に獣医さんを替えて数日の内に容態急変するも原因不明、なんと「盛岡の大学病院に行け」と言われて本当にそうしようと思いましたが、そこまで持たないのではないかと思いあぐねて辿り着いたのが酒田医療看護動物病院でした。

鹿野雅紀院長先生は、様々な検査をおこなって直ちに診断を下され、誠実で率直な病状説明の後、集中治療をおこなって下さいました。
受診した時には既に危篤状態であり、僅か二日ばかりで命は尽きましたが、「なぜ死のうとしているのか」と混乱する私たちに原因を明らかにして頂き、そして何よりも全身全霊を打ち込んで診療にあたられる先生の姿が、私たちを救って下さいました。
スタッフの皆さんの暖かさにも心に沁みました。

「これだけして頂いた結果であれば」と、どうにか死を受け容れることができたのでした。

人の命が粗末にされる世の中では、動物の生き死にを重いものと語ることも気がひけます。
しかし、動物が人間の心を豊かにしてくれることもあり、その死が人間の心を切り刻んでしまうこともあるようです。
そしてそれを癒してくれるのは、人間の技と心であったかと、ささやかな体験を振り返って思います。

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