先日、映画fukushimaを聞いてみた2018」を観ました。
今も福島に住んでいる方々、避難生活を送っている方々等々、様々な被災者の方々の苦労、怒り、悲しみ、希望等々、心境が静かに、しかし生々しく映し出されていました。
福島原発事故について、日頃は憤りをもって想起する事が多いのですが、哀しさ切なさが胸に広がりました。勿論、憤りは更に激しくなりました。
現地で検診等に携わるKという医者が、「現在の基準が安全だということは、学者が百人いれば99人が認める、学問的には決着がついている」などと語っているのには飛び上がりました。
「あなたのお友達百人」じゃないかって話です。
「あなたのお友達百人」じゃないかって話です。
国連が「(元の基準)1ミリシーベルトの緩和は許されない」と勧告し、チェルノブイリでは1ミリシーベルト以上の地域に居住している人には様々な保障があり、5ミリシーベルト以上は移住義務務が課せられている中で、20ミリシーベルトに緩和している日本政府の片棒担ぎです。
映画ではその発言に対する批判の表現が弱かったのは残念でしたが、その事は上映終了後に古波津監督と直接話すことができました。
色々試行錯誤しておられる様子で、2019年版に期待したいと思います。
原発再稼働・輸出推進勢力、及び被災地・被災者支援打ち切り勢力とのたたかいとして。
原発再稼働・輸出推進勢力、及び被災地・被災者支援打ち切り勢力とのたたかいとして。
参考:基準緩和に抗議して内閣官房参与を辞めた小佐古東大教授の良心に基づく告発
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/4852
上映の様子(一枚だけ失礼)https://fukushima-ask.info/Project%20intention
常に上映会に出席して参加者と話し合うという小波津監督。