関とおるの鶴岡・山形県政通信

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傲慢・保身の厚生労働行政~庄内労働基準監督署にDIO関連賃金不払い事件の要請をおこないましたが・・~

2014年08月01日 | 政治全般

 8月1日(金)、鶴岡コールセンターの賃金不払い事件で、3人の元従業員の皆さんと、日本共産党鶴岡地区委員会佐藤誠一地区委員長とで、庄内労働基準監督署に「未払い賃金の立て替え払い」などの要請に行きました。

庄内労働基準監督署の入り口。この中には入れず、地区委員長とテレビ各局と一時間余り立たせられました。

 これまで同署では、労働者の相談に対して、「(国の制度による未払い賃金の立て替え払いは)上の方で調査しているので何もできない。待っていろ」という応対でしたが、7月31日付赤旗新聞の「立て替え払いの申請を受け付けろと言う通知が各監督署に出された」という報道があり、同時に、今日予定されていた6月分給与の支払い(ただし、5月分も未払い)が、昨日の段階で「払えないという本社からの連絡が来た」たという事態を受けて今日働きかけをおこなったものです。

 すると昨日、「DIO本社が倒産」という情報がネットで流れ、今日はそれが昼のNHKニュースでも報じられる事態となり、監督署にはテレビ4局のカメラが待っていました。

NHKニュース

 しかし、前日電話で連絡していたにも関わらず、監督署の入り口前で「当事者の賃金立て替えの申請のこと以外聞いていない。」と私と地区委員長は拒否。
 「そんな対応は許されない」と10分余り抗議しましたが、「こっちは一生懸命やっているんだ、かき回すな!」などというイカレタ台詞も飛び出す(私ではありません、監督署がです)始末でしたので、当事者の皆さんの気持ちを考えて、立て替え払いの請求手続きに移りました。

右が佐藤誠一地区委員長。元地域労連議長ですから、こういう行動はお手のものです。背中が私。

 ところが、一時間近く経って出てきた3人に聞くと、監督署は「立て替え払いはできないかも知れない。できたとしても相当時間がかかる」「署では一生懸命やってきた」「自分たちも怒っている」など、3人を狭い部屋に押し込めて一方的な説明を何度も繰り返すばかりで、「話しをする気が無くなり、早くその場を出たくなった」とのことで涙ぐんでいるではありませんか。                    
 私は以前は監督署の労働組合ともおつきあいがあり、現場の監督官の方々が労働者のために一生懸命やっていることを知っていましたし、今でも多くの方々はそうしていると考えていますが、当事者の叫びを踏みにじる今日の対応には怒りが沸騰しました。
 「自分たちは一生懸命やっているんだから、回りは黙ってろ」言わんばかりの対応は、最悪の「お役所仕事」ではないでしょうか。
 
 来週4日(月)には、庄内総合支庁産業経済部に要請(従業員と)、6日(水)には、厚生労働省に要請に行く予定(大門実紀史・小池晃参議院議員と各地の党地方議員と)です。
 この間、DIOジャパンの問題は、日本共産党の地方議員と国会議員団の連携した取り組みで表面化、被災地復興事業のあり方を始めとした厚生労働省の重大な過失の存在が濃厚となってきました。
 庄内労働基準監督署の異常な対応は、この問題が、厚労省本体を守るという、お役所仕事の根幹に関わる問題であることの裏返しであり、そこに切り込む日本共産党への敵対心の表れと見るべきかも知れません。

ニュースステーションでも報道がありました。

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