さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

翅を広げたミドリシジミとナナフシなど

2018年06月13日 | 昆虫
ネタ切れ状態が続いてるので、5月の在庫から載せますね。

フクロウ観察の途中に見つけたミドリシジミも、時には、日差しが射して、綺麗な翅を開いてくれます。
ミドリシジミにとっては、身体を温めるための日光浴ですね。



上の写真の個体が、急に飛んだ時の写真です。 残念ながら、ブレブレ写真ですが、光の具合でこんな風に緑色に輝きます。


飛んだ後、すぐに近くの葉に止まってくれました。 こちらは少し緑色してますね。


そして、こちらは雌です。雌の翅の表の色は、いくつか種類があって、多型現象が見られます。こちらはAB型かな??



ミドリシジミを探してると、葉っぱにはナナフシ(ナナフシモドキ)がいました。
足に縞がある事から、ナナフシの幼虫でしょうか。ですが、2匹同じ葉っぱに居ました。 この時期はナナフシの幼虫の姿がよく見られますね。


「ななふし」とはもともと「七節」、節のある樹の枝を指し、その樹の枝に大変よく似てることから「七節もどき」という和名が与えられたという事です。
それが短くなって「ナナフシ」と呼ばれています。
よく似た枝ナナフシと比べると、こちらのナナフシ(ナナフシモドキ)の方の触角の方が短いようです。
奇しくも、先日のニュースに面白い記事が載っていたので紹介しておきますね。

神戸大の研究グループが突き止めたそうです。
<鳥に食べられても生き残るには、卵が丈夫で消化されず、ふ化した幼虫が自力で餌場にたどり着けるなどの条件が必要。
植物の種子に似て硬い殻を持つ卵のナナフシが条件を満たすと考えた。
研究では、3種のナナフシの卵をヒヨドリに食べさせた結果、5~20%の卵が無傷で排せつされた。このうち、ナナフシモドキでふ化を確認した。>


自然界では、子孫繁栄のための工夫がこんな所にも見られるんですね。


綺麗な大型の蛾も見つけましたよ。 蛾の事はチンプンカンプンですが、調べてみると「オナガミズアオ」でしょうか??
間違っていたら指摘してくださいね。


こちらの花も?????? いくつか残った小さな花の蕾(?)が可愛いので撮ってみました。


この林には、野鳥以外にも、いろいろな昆虫がいます。
一度じっくり撮ってみたいと思うのですが、名前のわからない虫たちが多いので、ついつい億劫になってしまいます。

*ミドリシジミの雌の多型現象については、過去何度か触れてるので、割愛しましたが、興味のある方は・・・・・こちら


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