さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

タマシギ(珠鷸)もやってきた

2021年05月28日 | 野鳥
5月10日午後3時過ぎ、そろそろタマシギ(珠鷸)がやってくる頃だろうと、田んぼに出かけてみます。
何故夕方に???
タマシギは夕方ごろから活動が活発になるということもあるのですが、細いあぜ道に鳥撮りさん達がたくさん集まるので・・・・・
夕方なら人も少ないだろうと・・・・・・予想通り鳥撮りさんは2~3人。
このポイントは午後から逆光になるため、条件的にはよくないんですが、密を避けるためには仕方ないですね。

かなり距離がありますが、2羽並んで動く気配は無し。右が雌で、左が雄ですが、すでに抱卵が始まってるのか???


1時間ほど待ってみるも、一向に動いてくれず、午後5時ごろには、先着の人たちは徐々にいなくなって、気が付くとただ一人!!
陽は西に傾き、辺りが薄暗くなってきた頃、やっと動き出してくれました。 2羽揃って夕食タイムか?


タマシギはもともと留鳥で、本州中部以南で見ることができますが、田植えの時期、子育てが始まる頃が一番観察しやすいです。
少し前に載せたオオヨシキリが「一夫多妻」だったのに比べ、タマシギは「一妻多夫」で、逆ハーレムの世界です。雌の方が目立つ存在なのもうなずけますね。
しかも雌は卵を産みっぱなしで、抱卵と子育ては雄の仕事。人間世界で話題になってる育休どころではありません。



目の周辺の勾玉模様がよく目立ちます。


逆光が強いので少し場所を変えて移動してるうちに、雌は再び草むらの中へ・・・・雄が残ってくれました。


このまま上手く抱卵が続けば、6月には、再び雄が雛たちを連れて歩く姿が見れるかもしれません。
個体数が減少気味のようで、たくさんの雛たちが育つことを期待したいものです。


タマシギ待ちの間に見かけた鳥たちです。
チョウゲンボウが真逆光の中でホバリング!!



ムナグロの小さな群れも残ってます。


チュウサギとコサギも田圃の住人!!




何とかタマシギに会えて帰る頃には辺りはすっかり暗くなりましたが、久しぶりの粘り勝ちの撮影でした。



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